2013年

2月

13日

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団公演

あーなんて久しぶりのブログ!ブログを開こうとしたものの、パスワードの一部を忘れてしまう始末。

最近はFacebookやTwitterに投稿することばかりで、ほったらかし。あーいかんわーと思っていたところ、余韻の残るコンサートに行ってきました。

東芝グランドコンサート2013 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の公演です。

東芝グランドコンサート2013 

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団公演

 

日時 2月10日(日)開演 午後2時

場所 サントリーホール 大ホール

 

出演者

 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽)

 ヤニック・ネゼ=セガン Yannick Nézet-Séguin(指揮)

 ヤン・リシエツキ Jan Lisiecki(ピアノ)

 

ベートーヴェン

 ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58

 ショパン

 エチュードより作品10-3 "別れの曲" *


ラフマニノフ

 交響曲 第2番 ホ短調 Op.27

ラフマニノフ

 ヴォカリーズ ホ短調 *

 

* アンコール曲


素晴らしい演奏会でした。

この日は残念ながら、体調不良により、ネゼ=セガンが指揮したのはラフマニノフの交響曲とアンコールのヴォカリーズだけ。ベートーヴェンのピアノ協奏曲はコンサートマスターのリードで演奏されるという予期していなかったことがありました。公演前のアナウンスで知った私はこんなの初めての経験。お客の私が動揺する中、舞台にでてきた背の高い細身のカナダ出身のヤン・リシエツキ。黒い蝶ネクタイをした彼は、観客に動揺を見せることなくピアノの椅子に腰掛け、演奏を始めました。その演奏がとても素直で、優しく、柔らかく、きらめいていました。彼は1995年生まれ、まだ高校生です。飾ったところがなく、格好をつけることもなく、オーケストラの音を聴きながら、ピアノとオーケストラの対話を楽しんでいるかのようでした。10代の彼にとって、コンサートマスターがリードをするといっても、ほぼ弾き振りのような経験はあるのでしょうか。常に左手で拍や間をとりながら着実に演奏しました。演奏が始まった当初は大丈夫かなあ、と心配していましたが、これぞプロですね。しまいには、彼とオーケストラの対話をずっと聴いていたいと思わずにいられませんでした。まるで、ベートーヴェンの時代にタイムスリップしたかのよう。本当にピアノの音がすっきりとした飾らない美しさというのでしょうか。しかも高音が2階正面奥の席までオーケストラの音にかきけされることなく心にしみいるように届きます。演奏後は観客から大きな拍手。リシエツキのみならず、コンサートマスターをはじめオーケストラへの賛辞ですが、ああ、これがネゼ=セガンの指揮があればもっと自由な演奏を聞くことができたのではないかと思わずにいられませんでした。

 

観客の拍手に答えてリシエツキが演奏したのは、有名なショパンの《別れの曲》。まるで、ピアノを習っている人のお手本になるような演奏。「ためて」演奏したくなる出だしの部分。ためませんでしたw 少し早いんじゃないのかなあ、淡々としているんではないのかなあ、と感じられるほど。でも、それが逆に新鮮だったし、素直だったし、好きなショパンだなあと思いました。

 

そして、20分の休憩を挟んで、ネゼ=セガンが登場しました。両手を大きく広げているポスターをみてどれだけ大きな身体なんだと期待していたら、オケの間を歩く彼の姿はようやく見えるか見えないか。しかし、本当に彼は体調が良くないのかと思うほど身体をつかって大きく指揮をするのです。ラフマニノフの交響曲第2番》の第3楽章が聞き馴染みがある程度。数回通して聴きたくても1時間ある大曲だし、途中何をやっているのかわからなくなるし、メロディーの裏で何かごそごそ演奏しているみたいだし・・・というので遠慮していました。ようは退屈にしか思えなかったんです。今回はライブだから1回しか聴けなかったけれど、打楽器がオーケストラ全体を肝心なところでピシッとしめていて、聞いてて楽でした。ラクだし、疲れなかったし、音楽は学問なんだなあと考えさせられた演奏でした。理論があって初めて作曲家が表現したいことを観客に伝えられる。理論や技術を備えた上で表現力が試されるのではないかと演奏を聞きながらひとり考えてしまいました。

 

この日のネゼ=セガンは本当に辛かったんだと思います。楽章ごとに指揮台の右下に置いていたペットボトルの水を飲み、ひと呼吸置いてから次の楽章の演奏をします。ヴィオラ奏者がペットボトルをとってあげることもありました。どんなにしんどくても、体調が思わしくなくても、一度舞台にたったらプロとして観客に満足してもらえるだけの演奏をする。その姿勢に感銘しました。体調を崩すのも仕方ありません、またいつか来日公演があればぜひ行きたいなあ。

 

この演奏会を機に、ネゼ=セガンとリシエツキは注目リストにあがりました。

 

実は当初この演奏会に行く予定はありませんでしたが、帰省した折、ノルディックサウンド広島のお二人から話を伺って行ってきました。ベートーヴェン《交響曲第3番》のCDを試聴して決めました。これは間違いない、外れないだろうと。B席9,000円。交通費やお茶代をいれたら一人10,000円仕事でした。お財布事情としてはちょっと痛かったけれど、心は潤い満足しています。今も森林浴をしたかのような爽快感で満たされています。次回は、2月25日のハーゲン四重奏団の演奏会です。これも楽しみな演奏会です。

 

余談ですが、休日午後のコンサートっていい!電車を心配しなくてもいいし、帰りにラーメンを食べたからといって夜遅いわけでもないから心配しすぎることはないし。平日夜7時からのコンサートに東京まで出かけると、横浜には深夜に帰宅となり、結構くたびれます。土日昼間にいい演奏会が当たってくれればなあ・・・。

my favorite florist

私の大好きな花屋さん"辰花"さん。

ユリ、バラ、カーネーション、スイトピー、ヒペリカム。春っぽく明るい感じで。

 

八重咲きのヒマワリ、バラ、アジサイ、アンスリウム

開くとオレンジ色のバラ「ヘリオスロマンチカ」をメ インに赤いガーベラやスカビオサアンスリウム、ランのアランセラ、 葉物はユーカリ&ドラセナ