2011年

3月

28日

低音部に入りました−ピアノの弦の張り替え

3月26日の土曜日は、朝10時前から調律師さんに来ていただいて、1日ピアノの張弦作業をしていただきました。

ずっとみてて思うに、同じ作業をコツコツ積み重ねていくんですね。

それは単調で、つまらないかもしれません。

飽きちゃうかもしれません。

それでも、もちろんプロの調律師さん。休憩を挟みながら黙々と工具を使って動きます。トンカチで「コンコン」とたたいたり、ペンチで弦を切ったり、ハサミのような細いペンチで弦をつまんだり。

 

「なんでもコツコツ積み重ねていくと、花が咲いて実になるんだよ」

調律師さんの背中がそう言っているように感じました。

 

 

 

 

 

 

弦の先を曲げて、

黒いピンの小さな穴に通しやすくします。

お裁縫と一緒ですね。

 

 

 

 

 

 

弦をピンの穴に通します。

 

 

 

 

 

 

拡大図。

この辺りの弦の太さは17.5。

低音部に入る一歩手前。

 

 

 

 

 

 

通してピンに巻いたら、

下側のピンに弦を通します。

 

 

 

 

調律師さん、立ったり座ったり大変。

手元を明るくするために、

懐中電灯を用意されてました。

準備万端ですね。

 

 

 

 

 

 

チューニングハンマーで

黒いピンに弦を巻いていきます。

 

 

 

 

 

低音部に使用する弦です。

赤いのは銅。

右側が長らくお世話になった弦。

左側が新品です。

 

 

 

巻線は1本1本線の太さが異なります。

音が低くなればなるほど、

巻線は太くなります。

間違わないですむように、

使う順番に並べて納品されます。

 

 

 

巻線拡大図。

まるでカブトムシの幼虫?

 

 

 

 

 

 

思わずうっとり。

 

 

 

 

 

この日は調律をせずに、

ハンマーが弦に当たるよう調整するだけでした。

 1日やって、中音部が完了し、目標の低音部に進むことができました。

「今回は巻線を全部外したから、手早くできたんだ」と調律師さん。

前回は巻線を外していなかったから、巻線の奥でピンにひっかけたり、弦を通したり大変でしたもんね。

 

この日は私も寝ずに、途中で飽きることなく、温かく見守っていました。

うちの母の「古い巻線。リサイクルに持っていったら幾らかで引き取ってくれるかねえ。持っていこっか?どれくらいの銅があるかしら」と本気か冗談かわからないような質問にも、優しく「たぶん、10円玉20〜30枚くらいでしょうねえ」と答えてくださり、まあ楽しいひとときでした。

 

ずっと、ずっと、こんな穏やかな時間が過ごせればいいのに。

ぽろんぽろん、と作業の合間に聞こえる弦の音。とても幸せな時間。

それも、あと20数本の作業で終わるのかと思うと寂しくなりました。

一本一本丁寧に思いをこめて弦をはってくださる調律師さんの思いに答えるためにも、大切に弾き続けたいなあと思います。

楽器は弾かなくなったら命がなくなっちゃうもんね、とは花ちゃんママ談。

本当にそのとおり。大切にします。

人間も道具も軍手もがんばりました。
人間も道具も軍手もがんばりました。

お礼に、ミモザのリースをプレゼント。

次回もどうぞよろしくお願いします。

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コメント: 2
  • #1

    yu (水曜日, 30 3月 2011 22:04)

    作業が単調に見えていてもできあがっていく様子が刺繍のように(したことはありませんが(笑))頭の中に描ききれていることと、この作業が美しい音につながることがわかっているので、心の中ではワクワクしながら取り組んでいました。もちろんこのピアノを愛して弾いてくれる人のためにと思うと作業もさらにリズムに乗って行きます。その横で今回も寝ているのかなと思っていたらakkeyさんこんな素敵なミモザのリースをプレゼントしてくれました。そこで「このリース貸してくれるの?」とオヤジギャクをささやいたところ何もなかったように作業を続けるakkeyさんでした。
     そうそう、今日は花ちゃん・花ちゃんママ・akkeyママもギャラリーでいて下さり楽しい一日でした。

  • #2

    akkey (木曜日, 31 3月 2011 23:46)

    >yuさん
    長時間の作業をありがとうございました。「刺繍」という表現、穏やかな性格のyuさんらしくて好きです。
    ピアノは大切な友達。yuさんにお色直ししてもらって、彼女(たぶん、女の子)も喜んでいることでしょう。
    ミモザのリースは事前に作っておくつもりでしたが、間に合わず、yuさんの背中を見ながら作りました。リース作りもコツコツ積み重ねていく。地味なのが楽しいんです。
    yuさん、うちのファミリーに溶け込んでいました。花ちゃん親子と対面できて、私も嬉しいです。
    次回もどうぞよろしくお願いします。

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私の大好きな花屋さん"辰花"さん。

ユリ、バラ、カーネーション、スイトピー、ヒペリカム。春っぽく明るい感じで。

 

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開くとオレンジ色のバラ「ヘリオスロマンチカ」をメ インに赤いガーベラやスカビオサアンスリウム、ランのアランセラ、 葉物はユーカリ&ドラセナ