2011年

3月

06日

マーラー:交響曲第6番

試聴させてもらってものすごく気に入り、速攻予約。

予約してから、他のCDを聴きながらも、「まだかなまだかな〜」と首をながーくして待っていましたが、ようやく届きました。「いらっしゃーい」とほっこり笑顔の店主、「akkeyさん、こんにちは〜」と店員さんが、到着してほっかほかのCDと一緒に歓迎してくれていました。

待ちわびていたCDは、マーラーの交響曲第6番。

フィンランドの指揮者によるユッカ=ペッカ・サラステ(Jukka-Pekka Saraste)とノルウェーのオスロ・フィルによる演奏です。

誠実な音楽です。

ああ、マーラーの音楽ってこんなに美しいものだったのか・・・とサラステとオスロフィルに教わりました。

 

白い出窓をぱーっと開けたら青い空と草原が広がって、ふっと緑の香りが漂った感じがしました。体がふわっと浮き上がって、空から自分の住んでいる街を見下ろし、人の往来を眺めている。恋人同士、家族連れ、杖をついた年老いたご婦人、iPhone片手に忙しく歩くビジネスマンなどがみえる。ああ、世間は相変わらず忙しそうだ、なんてつぶやきながら、ふーっと一息つく。強風や嵐が襲ってきたときは、木陰で休みつつ、困難の壁にぶち当たったときは負けるものかと戦うこともある。そして、疲れて、いつのまにか昼寝。当然お腹がすいて目覚め、あてもなく歩いて歩いて歩き疲れると、優しい声が聞こえる。。。いやなこともあるけれど、楽しいこともある。美しいものがあるから醜いものもあり、醜いと感じるから美しいものに対してより強く感動するのではないか。

 

・・・なんて、ひとり得意の妄想をしてしまいました。聴くたびに、そのときの気分によって話の展開は変わります。でも、とっても楽しいんです。マーラーってとても難しい印象しかありませんでしたが、またしても北欧の演奏家に教わりました。

マーラーの音楽は、ほんとうに美しい。

 

きっとマーラーって繊細で、恐がりで、神経質で、、、でもなかなか他人には見せないけれど優しいところもあったのかもしれません。

 

マーラーの人生をたどると、彼はウィーンフィルやニューヨークフィルの指揮者を務めるものの、お子さんを亡くしたり、マーラー自身が病気になったり、幼い頃のトラウマがあったり、どうやら大変だったようです。

そして、私は予備知識を全く知らずに聴いたのですが、あとからこの交響曲第6番は「悲劇的」というタイトルであることを後から知りました。

 

作曲家の人生や時代背景を知ることはとても大切なこと。これは今の私に足りないことのひとつ。歴史や音楽の理論などを知っていればもっともっと楽しめるのに・・・。

 

ただ、言い訳かもしれないけれど、音楽を聴き始めてまだまもない初心者には、初めて聴く曲を素直にCDをセットすることがいいかもしれません。いや、どんなに長く音楽を聴いていても、私は素直な心を忘れたくない。余計な先入観なく、まるで真っ白なキャンバスに見たこと聞こえたことをささっと描くように音楽を聴きたい。きっと、音楽の聴き方にも生き方が反映されると思うから。

 

ノルウェーのレーベルsimaxのサラステとオスロフィルのマーラーシリーズは、ヤンソンスとオスロフィルを引き継いだもの。今後の展開が楽しみです。(ああ、また買い物リストの品が増えた。お財布と相談しなきゃなあ)

 

*おまけ*

そして、犬顔のサラステもちょっと好きになりました。(←単なるミーハー)

 

ユッカ=ペッカ・サラステ
ユッカ=ペッカ・サラステ

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コメント: 6
  • #1

    みなみ (火曜日, 08 3月 2011 12:54)

    こんにちは。
    このオスロ/サラステ盤は本当に素晴らしいですね(^^) 100年間の世俗の穢れを拂った、作品の真の姿を探求した、「意欲作」だと感じています。

  • #2

    yu (火曜日, 08 3月 2011 21:05)

    akkeyさんのマーラーに影響されて久々聴いてみました。そういえば彼の交響曲は音楽も大きいけど編成の大きかったことを思い出しました。弦の切なさ、管の叫び・・人の生き様を音だけで表しているよう。akkeyさんの現代の街ゆく人の妄想は面白い。僕も、音楽も絵も感じたままに難しいことは考えずにまずはぞのまま受け取って来ました。あとから調べても決して遅くない。感じる心が大事なんだと思います。話戻りますが、生きることそのものをマーラーに感じてしまう。最近色々あったのでこの音楽で僕も色々なこと考えてしまいました。行き先のこととか・・。きつい時期もあれば楽しい日々もある。今までがそうであったように。

  • #3

    やんばる (火曜日, 08 3月 2011 22:02)

    第三楽章のandanteで感極まって泣いた記憶。その頂点で、ガランガラン鳴るカウベルに郷愁や悲しみ、感謝と諦めみたいなものがゴッチャになった感情が襲ってきたことを読んでいて思い出しました。

    今聴いてもそのときの記憶が蘇るけども、あのとき程の鮮烈さは無くなってしまってる様な気もします。だからakkeyさんが素直に予備知識なく聞けるのがうらやましいです(笑)。もう凝り固まっちゃってるからな〜。いかんいかん。

    マーラーの音楽はそうした雑多なもの、相反するもの、敵対するものなどがごっちゃになってるのが魅力なんでしょうかね。演奏家によってその複雑な味覚のうち、どれが強いかというバランスの問題があるんでしょうけど、きっとサラステ&オスロは今のakkeyさんの生活リズムというか、「感覚」に近かったんじゃないかな〜と。

    僕はまだ聴けていないんですが、早く聴きたくなりました〜。

  • #4

    akkey (水曜日, 09 3月 2011 20:40)

    >みなみさん
    はい、この作品は本当に素晴らしいです。近づきにくいマーラーでしたが、サラステとオスロフィルが優しく道案内してくれたように感じています。繰り返し聴きたいアルバムの1枚になりました。

  • #5

    akkey (水曜日, 09 3月 2011 20:44)

    >yuさん
    コメントありがとうございます♪この日記をきっかけにお手元のマーラーを聴かれたとは。なんか嬉しいな〜。CDも「お、やっと聴いてくれたかね」と喜んでますよ。
    数年前、広島交響楽団による第2番をライブで聴いたときに、舞台からはみ出そうな大編成に驚いたことを思い出しました。

  • #6

    akkey (水曜日, 09 3月 2011 21:36)

    >やんばるさん
    どうもどうも。
    まだ感情がゴッチャになるまでは聴けてないんです。一音一音おっかけていくので精一杯。
    このCDをたくさんの人に聴いてほしいなあ。とくに、マーラーって苦手なんですけど・・・っていう方にぜひお勧めしたい。サラステ/オスロフィルが「マーラーの音楽ってめっちゃいいんよ〜」って伝えてくれるだろうから。かくいう私も、このCDを聴くまでマーラーの交響曲は避けてました。
    というわけで、早く買って聴きましょうねw

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