2013年

8月

18日

16歳のアンスネス

夏休み最後の夜、早めに夕食を終え、何日かぶりにオーディオで音楽を聞いています。

お盆休みに帰省した際、ノルディックサウンド広島で買った何枚のCDの一枚。

『ライフ・ウーヴェ・アンスネス 16歳(Leif Ove Andsnes)』。

ノルウェーのピアニスト、ライフ・ウーヴェ・アンスネスが16歳だった1987年に録音し、1991年にデジタルリマスターしたアルバムです。

 

 

 

VNP0091-0023 ライフ・ウーヴェ・アンスネス 16歳

フレデリク・ショパン (1810-1849)

 ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58

ベドジフ・スメタナ (1824-1884)

 演奏会用練習曲 嬰ト短調〈海辺で〉 B119 (作品17)

ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)

 ピアノソナタ第31番 変イ長調 作品110

ライフ・ウーヴェ・アンスネス (ピアノ) [録音 1987年]

 

 

ジャケットはトロールぽい。吹きましたw

でも、音楽は純粋。ベートーヴェンのソナタはハキハキした演奏で、若々しさを感じられるって話しています。

 

ところで、ジャケットの左肩に「The Troll series No.2.」ってあるけれど、No.1.は何だろう。

レーベルのVest-Norsk Plateselskapのホームページを見ようとアドレスをクリックしたら、残念ながら開かず。「いまはVest-Norsk Plateselskap)活動していないからね〜リンク切れじゃね〜」と横からオットの声が聞こえてきました。

 

明日からの仕事のことは頭の片隅に追いやって、帰省で慌ただしかったお盆休みの余韻を静かに味わっています。

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2013年

2月

13日

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団公演

あーなんて久しぶりのブログ!ブログを開こうとしたものの、パスワードの一部を忘れてしまう始末。

最近はFacebookやTwitterに投稿することばかりで、ほったらかし。あーいかんわーと思っていたところ、余韻の残るコンサートに行ってきました。

東芝グランドコンサート2013 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の公演です。

東芝グランドコンサート2013 

ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団公演

 

日時 2月10日(日)開演 午後2時

場所 サントリーホール 大ホール

 

出演者

 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(管弦楽)

 ヤニック・ネゼ=セガン Yannick Nézet-Séguin(指揮)

 ヤン・リシエツキ Jan Lisiecki(ピアノ)

 

ベートーヴェン

 ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58

 ショパン

 エチュードより作品10-3 "別れの曲" *


ラフマニノフ

 交響曲 第2番 ホ短調 Op.27

ラフマニノフ

 ヴォカリーズ ホ短調 *

 

* アンコール曲


素晴らしい演奏会でした。

この日は残念ながら、体調不良により、ネゼ=セガンが指揮したのはラフマニノフの交響曲とアンコールのヴォカリーズだけ。ベートーヴェンのピアノ協奏曲はコンサートマスターのリードで演奏されるという予期していなかったことがありました。公演前のアナウンスで知った私はこんなの初めての経験。お客の私が動揺する中、舞台にでてきた背の高い細身のカナダ出身のヤン・リシエツキ。黒い蝶ネクタイをした彼は、観客に動揺を見せることなくピアノの椅子に腰掛け、演奏を始めました。その演奏がとても素直で、優しく、柔らかく、きらめいていました。彼は1995年生まれ、まだ高校生です。飾ったところがなく、格好をつけることもなく、オーケストラの音を聴きながら、ピアノとオーケストラの対話を楽しんでいるかのようでした。10代の彼にとって、コンサートマスターがリードをするといっても、ほぼ弾き振りのような経験はあるのでしょうか。常に左手で拍や間をとりながら着実に演奏しました。演奏が始まった当初は大丈夫かなあ、と心配していましたが、これぞプロですね。しまいには、彼とオーケストラの対話をずっと聴いていたいと思わずにいられませんでした。まるで、ベートーヴェンの時代にタイムスリップしたかのよう。本当にピアノの音がすっきりとした飾らない美しさというのでしょうか。しかも高音が2階正面奥の席までオーケストラの音にかきけされることなく心にしみいるように届きます。演奏後は観客から大きな拍手。リシエツキのみならず、コンサートマスターをはじめオーケストラへの賛辞ですが、ああ、これがネゼ=セガンの指揮があればもっと自由な演奏を聞くことができたのではないかと思わずにいられませんでした。

 

観客の拍手に答えてリシエツキが演奏したのは、有名なショパンの《別れの曲》。まるで、ピアノを習っている人のお手本になるような演奏。「ためて」演奏したくなる出だしの部分。ためませんでしたw 少し早いんじゃないのかなあ、淡々としているんではないのかなあ、と感じられるほど。でも、それが逆に新鮮だったし、素直だったし、好きなショパンだなあと思いました。

 

そして、20分の休憩を挟んで、ネゼ=セガンが登場しました。両手を大きく広げているポスターをみてどれだけ大きな身体なんだと期待していたら、オケの間を歩く彼の姿はようやく見えるか見えないか。しかし、本当に彼は体調が良くないのかと思うほど身体をつかって大きく指揮をするのです。ラフマニノフの交響曲第2番》の第3楽章が聞き馴染みがある程度。数回通して聴きたくても1時間ある大曲だし、途中何をやっているのかわからなくなるし、メロディーの裏で何かごそごそ演奏しているみたいだし・・・というので遠慮していました。ようは退屈にしか思えなかったんです。今回はライブだから1回しか聴けなかったけれど、打楽器がオーケストラ全体を肝心なところでピシッとしめていて、聞いてて楽でした。ラクだし、疲れなかったし、音楽は学問なんだなあと考えさせられた演奏でした。理論があって初めて作曲家が表現したいことを観客に伝えられる。理論や技術を備えた上で表現力が試されるのではないかと演奏を聞きながらひとり考えてしまいました。

 

この日のネゼ=セガンは本当に辛かったんだと思います。楽章ごとに指揮台の右下に置いていたペットボトルの水を飲み、ひと呼吸置いてから次の楽章の演奏をします。ヴィオラ奏者がペットボトルをとってあげることもありました。どんなにしんどくても、体調が思わしくなくても、一度舞台にたったらプロとして観客に満足してもらえるだけの演奏をする。その姿勢に感銘しました。体調を崩すのも仕方ありません、またいつか来日公演があればぜひ行きたいなあ。

 

この演奏会を機に、ネゼ=セガンとリシエツキは注目リストにあがりました。

 

実は当初この演奏会に行く予定はありませんでしたが、帰省した折、ノルディックサウンド広島のお二人から話を伺って行ってきました。ベートーヴェン《交響曲第3番》のCDを試聴して決めました。これは間違いない、外れないだろうと。B席9,000円。交通費やお茶代をいれたら一人10,000円仕事でした。お財布事情としてはちょっと痛かったけれど、心は潤い満足しています。今も森林浴をしたかのような爽快感で満たされています。次回は、2月25日のハーゲン四重奏団の演奏会です。これも楽しみな演奏会です。

 

余談ですが、休日午後のコンサートっていい!電車を心配しなくてもいいし、帰りにラーメンを食べたからといって夜遅いわけでもないから心配しすぎることはないし。平日夜7時からのコンサートに東京まで出かけると、横浜には深夜に帰宅となり、結構くたびれます。土日昼間にいい演奏会が当たってくれればなあ・・・。

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2012年

11月

28日

Bill Evans Trio 『Sunday at the Village Vanguard』

ジャズ・ピアノを習い始めて痛感したのは、スタンダードの曲をほとんど知らないこと。知るために聞くと教養になってしまうような聞き方をするなら知らないほうがいいなあ、なんて思っていました。

ところが、先日ジョー・ヘンダーソンの《Blue Bossa》を知って興味がわいてきました。自分の気持ちに寄り添うところがあるし、新鮮に思う瞬間がある。そこで、家にあるCDをちょこちょこと聞いています。

 

今夜はビル・エヴァンス・トリオ(Bill Evans Trio)の『Sunday at the Village Vanguard』を聞いています。このアルバムも初めて。スタンダードと言われている《Alice In Wonderland(不思議の国のアリス)》も初めて聞きました。知らないことを知る、新しい扉を開けるには勇気がいることですが、わくわくします。どんな刺激を与えてくれるんだろうか、自分は何を感じるのだろうか、感じたことをどんな言葉で表現できるのだろうか。新しい音楽を聞くのはそんな楽しみがあります。簡単にいうと、トキメキを感じるかどうか、それだけです。


 

Sunday at the Village Vanguard

 

  1. Gloria's Step (Take 2)

  2. Gloria's Step (Take 3)

  3. My Man's Gone Now

  4. Solar

  5. Alice In Wonderland (Take 2)

  6. Alice In Wonderland (Take 1)

  7. All Of You (Take 2)

  8. All Of You (Take 3)

  9. Jade Visions (Take 2)

10. Jade Visions (Take 1)

 

ビル・エヴァンス・トリオ(Bill Evans Trio)

 ビル・エヴァンス(ピアノ) 

 スコット・ラファロ(ベース)

 ポール・モチアン(ドラムズ)


ところで、ここ数ヶ月ほど、いや横浜にきて、広島にいた時ほど音楽を聞いていません。

気になるCDはそこそこ買い、ライブやコンサートに行った割には、ゆっくり聞いていません。

どうしてかなあ、興味・関心が薄れたっていう訳ではなさそうだから(と思いたい)。

いくつか理由を探ってみました。

 

 1.TwitterやFacebookに夢中。

 2.独身時代にほとんどしなかった慣れない家事に四苦八苦。

 3.独身時代と違って、自分だけの部屋がないこと。

 

どれだけ両親のすねをかじってきたか見てとれますね。離れて分かる親のありがたさ。風邪をひけば、母はあったかいうどんを作っておしゃべりに付き合ってくれたし、「電車で会社に行くのがたいぎいけえ、連れてってや」と言えば、「はよせにゃ、遅れるで〜」といいつつ車で連れてってくれた父。いつまでも、ご飯は時間になると自動的に出てくるものだと思っていました。食事後は、気の向くままお風呂に入って、自分の部屋に引きこもり、本を読んだり、ネットサーフィンをしたり、友人に電話やメールをしたり、音楽を聞いたり。

 

それが、30数年間親のすねかじりの生活を送ってきたので、いまはもう大変・・・てことは決してありません。いまは、わが家のオットに甘えてばかり。本当に彼は辛抱人だわ。夜遅く仕事で疲れて帰ってきても、ぐーたらな私に気遣って、食器を洗って、お風呂に入って、目覚ましをセット。しかも、翌朝私がアルバイトに寝坊して遅刻しないよう、寝坊助な私のために再度アラームをセットするという徹底ぶり。

 

結局、「あれやこれやで忙しいんよ!」なんていいながら、グータラで甘えん坊なことにかわりない。

 

加えて、TwitterやFacebookのSNS。投稿するとつい自分の発言に対する反応を求めています。

そこで、この1、2週間という極短期間ですが、TwitterやFacebookから距離をおきました(変わりないかもしれませんが、一応離れたつもりです)。スマートフォンを持つようになってから、SNSへの依存度が高くなったかな。いやいや、ハードウェアを理由にするのはよしたほうがいい。自分の意思が弱い、というよりむしろ時間の使い方が下手なだけ。

「もうちょっと肩の力を抜いて物事を考えればいいのに」という囁きが遠くから聞こえますが、今回だけは知らないふりをしておきましょう。

 

「ていねいな生活をする」「1日1日を大切に過ごそう」なんて小洒落たことではない。どんな環境であれ、自分の時間と居場所は自分で作るだけ。

私がしたいのは、家のことも仕事のことも体に無理のない範囲でやった上で、音楽を聞くのはもちろんのこと、本を読んだり、クリスマスリースを作ったり、ピアノを弾いたり、ウチでお茶を飲んだり、手紙を書いたり、オリーブの木に水をやったり、カメラをいじったり、自転車に乗ったり、建物をみてまわったりではなかったのか。

 

今夜は少し考え事をしてしまいました。今はちょうど《All Of You(take2)》が始まったところ。今週いっぱい、このアルバムを繰り返し聞くことになりそうです。

 

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2012年

11月

11日

Joe Henderson 『Page One』

Joe Henderson『Page One』

 

1. Blue Bossa

2. La Mesha

3. Homestretch

4. Recordame (Remember Me)

5. Jinrikisha

6. Out Of The Night 

 

Kenny Dorham, trumpet

Joe Henderson, tenor saxophone

McCoy Tyner, piano

Butch Warren, bass

Pete La Roca, drums

ここ数週間ヘビーローテーションCDは、ジョー・ヘンダーソン Joe Hendersonの『Page One』です。1963年6月にアメリカのニュージャージー州イングルウッド クリフにあるルディ・ヴァン・ゲルダースタジオで録音されました。このスタジオのルディ・ヴァン・ゲルダーはとても有名なレコーディングエンジニアなんですね。いま知りました。

 

ピアノのレッスンのボサノバの課題曲だった《Blue Bossa》が気に入り、ステレオで聞いてみたかったのがきっかけ。これまで私が好んで聞いてきた、どちらかというと流れるような、ときには日向ぼっこするようにまどろむような音楽とは違って、アクセント、強弱、拍がはっきり感じられる音楽。

 

ジャズのスタンダーナンバーはごてごてしてて聞いていて疲れるんじゃないかなという先入観がありました。とくに、サクソフォーンやトランペット、フルートなど管楽器による演奏だと、私の場合ぐたーっと疲れ切って横になりたくなる傾向があります。それが、ジョー・ヘンダーソンのサクソフォーンは少し抑えめなのかしら?と思えるほど、聞いていて心地よいのです。いまや、休日の午後、お茶を飲みながらぼーっとする1枚として欠かせない1枚です。またアップテンポな《Homestretch》は、苦手なアイロンがけをはかどらせてくれる、とても優秀な曲です。

 

ジョーのサクソフォーンはもちろんのこと、ベースとピアノのバランスが見事な演奏。誰かが目立とうとするのではなく、競い合うのではなく、トリオとして一曲一曲を仕上げている。こういうの、好きです。

 

ジョン・コルトレーン、ハービー・ハンコック、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン、マッコイ・タイナー、ルイ・アームストロング・・・名前だけでも十分濃いすぎるわ〜とさけてきた彼らの音楽。しかし、きっとショットバーやカフェのBGMや映画のサントラで彼らの音楽は耳にしていたはずです。スウィング感満載のスタンダードジャズを気の向くまま聞いていこうかなと思った秋の夕暮れ時でありました。

 

 

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2012年

10月

23日

24th Country Gold

10月21日、熊本の南阿蘇であったカントリーミュージックのお祭り"カントリーゴールド"に行ってきました。2006年以来2回目です。天気にも恵まれ、心があらわれるようでした。今年で24回目の開催です。

 

カントリーゴールドのすばらしいところは、阿蘇の外輪山に囲まれた大自然のもとで、思い思いに、自由に本場のカントリー音楽を楽しめることです。バーベキューする人、犬を連れて散歩する人、ステージ前でカントリーダンスを踊る人、双眼鏡を片手に1日ステージを楽しむ人、あまりの気持ち良さに音楽そっちのけで爆睡する人(←ワタシ)。今年は愛犬連れ(小さな室内犬から大型犬まで)をよく見かけました。青空の下、芝生のうえで食べるイカ焼きとたこ焼きのまあおいしかったこと!

会場内を駆け回るチャーリー永谷さん みんなに笑顔でご挨拶
会場内を駆け回るチャーリー永谷さん みんなに笑顔でご挨拶

さて、今回のゲストの中で一番気にいったのは、1963年アラバマ州生まれのデール・ワトソン Dale Watsonです。

デール・ワトソンは「1940年代に、テキサスの街道筋にあった安酒場やレストランから誕生した(パンフレット解説から引用)」"ホンキー・トンク"というジャンルのカントリーを歌います。

デール・ワトソン Dale Watson
デール・ワトソン Dale Watson

 

彼のステージが始まった途端、それまでレジャーシートの上でぐーすかぴーと寝ていたのが嘘のように、「なにこれ!かっこいい〜!」と起き上がり、聞き入ってしまいました。歌もバンドも「Oh! yeah!」という雄叫びも、何もかもいい。一緒に行ったオットとカントリー好きの友人と一緒に「やっぱり本物は違うよね、上手いよね」とうなりました。

 

といっても真剣に曲を聞いたのはほんの10分ほど。その後は彼の歌をバックにすすきの原のほうにいって秋を感じたり、馬上体験で働きづめの馬3頭が任務終了後エサを食べているのを眺めたり、会場をのんびり歩きました。デールにサインをしてもらおうとCD売り場に行ったものの、残念ながら売り切れ。


 

デールはおそらく30〜40分だったか、短い時間をほとんどMCなしでひたすら歌い続けました。彼の歌を聞くと、お腹の下あたりからぐーっとわきあがる熱いものを感じます。だから余計なおしゃべりはいりません。曲紹介もなく、ときどき「イェーイ!」という雄叫びが会場を響かせるだけ。彼の声がやまびことなって、アスペクタのある南阿蘇村全体に届いていたかもしれません。

 

その後、ジョジェット・ジョーンズ Geergette Jones、リック・トレビノ Rick Trevino、出場バンド全員と観客が揃って《You are my Sunshine》を歌ってコンサートは終了しました。

ファイナルは全員で《You are my Sunsine》
ファイナルは全員で《You are my Sunsine》

前回来た時は、最初から最後までアメリカからのバンドが登場しました。これからメジャーデビューするという若い歌手やバンドから大御所のチャーリー・ダニエルスまで。ジャンルもホンキー・トンクをはじめ、ブルーグラス、カントリー・ガールズポップスと幅広くアメリカのカントリー音楽の今を感じられるイベントでした。しかも、1バンドの演奏時間が1時間以上。自分たちのバンドやエンジニアを引き連れてきますから、バンド毎の音楽を楽しめたのです。

 

しかしながら、今回は「カントリー・ゴールド・バンド」というひとつのバンドが、アメリカ側のアーティストをすべて演奏しました。これは少し残念でした。バンドごとで音楽が変わるから、ぜひ彼ら自身のバンドで本場の音楽を体感したかった。

 

主催者のチャーリー永谷さんが前日ご自身のライブハウスで国内経済の低迷の中イベントを20数年間続けてきたことの意義と苦労を述べられていました。それでもやはり、本場のカントリーを日本で、しかもモンタナ州の雰囲気と似ているという南阿蘇で楽しみたい。日が沈んで震えるほど寒くなった暗闇の18時過ぎに終了するのではなく、夕焼けの美しい頃に「来年また会いましょう」と笑顔で手をふりながら会場を後にしたいと思った今回のイベントでした。

 

また来年会おうね!
また来年会おうね!
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2012年

6月

15日

出山貴之&鹿島達彦デュオコンサート

先日、横浜の大倉山記念館であったジャズライブにいってきました。

 

【出山貴之 & 鹿島達彦 デュオコンサート】

  日 時 2012年6月1日(金)19時30分~21時頃

  場 所 大倉山記念館 ホール

  出演者 Piano 出山貴之 WBass 鹿島達彦  

 

 プログラム

    1. How My Heart Sings

  2. Blue Lounge*

  3. チュニジアの夜

  4. Misty

  5. All the Things You Are

    (休憩)

  6. Shining Road*

  7. Blue Miner

  8. A Time For Love

  9. A列車で行こう

  10. Woody'n You

  11. Waltz for Debby

 

    アンコール

        Midnight Mood  

 

  *出山さんオリジナル曲

 

大倉山に行くのは初めて。横浜から東急東横線で約15分。 大倉山駅から徒歩数分、丘をのぼりきったところにありました。階段の先にはほのかな灯り。「こんな風情のあるところでジャズを聴けるなんて!」と思うと嬉しくなって、暑さも忘れて建物に向かいました。

建物は玄関から窓枠、階段の手すりまで愛おしい。まるで建物が建てられた昭和初期にタイムスリップしたみたいです。2階にあがってホールに入ると、ホールにしてはこじんまりとした空間。フライヤーに限定60人とあった理由がわかりました。開演時間が近づくにつれ、お客さんでいっぱいになりました。なんだか皆楽しそう。コンサートへの期待がますます高まりました。

 

今回のライブの出演者は、ピアノの出山貴之さんと、ベースの鹿島達彦さん。 スタンダードな曲を中心に出山さんが作った曲2曲、アンコールを加えると全部で12曲でした。 

出山さんと鹿島さん。画像をクリックすると、鹿島さんのホームページにジャンプします。
出山さんと鹿島さん。画像をクリックすると、鹿島さんのホームページにジャンプします。

出山さんがドアが閉まるのを確認しながら、即興でシャララララ〜とイントロを弾きながら、1曲目の《How My Heart Sings》でライブがはじまりました。 このイントロが最高だったんです。「ちょっと今ドアを閉めてます~皆さんおしゃべり楽しんでますね~お待たせしました~今宵は楽しみましょう」なんて話しかけているかのようでした。ほんの1分程度でしたが、私はもうこの演奏だけでこのコンサートが間違いなく楽しくなることを確信しました。

 

今回のライブはほぼ生音だったので、楽器の音が直接会場内を響き渡りました。とても心地よかったんですね。お互いの音をききながらアイコンタクト。セッションが上手くいったとき、また、気持ちよく演奏できたときには「うんうん」とうなずいている。ベースの鹿島さんは時折笑みをこぼしながらも、黙々と演奏。会場もノリノリです。

 

4曲目の《Misty》では、ベースの鹿島さんが「どうぞ」と合図をしてから演奏をはじめました。ピアノのソロにベースが加わり、音楽に奥行きが出て、つぎつぎと音楽の世界が広がります。少しシャープなピアノの高音にベースの低音が交わって、全体がまろやかになります。

 

後半に入ると、出山さんのMCが快調になってきました。おもしろく、かつ分かりやすい、まるで先生のような語りになんです。

 

というのも、出山さんは私の通うピアノ教室の先生。ですから、しゃべりは(も)お上手。途中「コンサート」を「発表会」といいまつがえて、「職業柄発表会が多いもんで」なんて言いながら照れてました。

 

9曲目の《A列車で行こう》では、出山さんはピアニカ(正しくはスズキメロディオン、ピアニカはヤマハの商品名)、鹿島さんは楽器をウッドベースからウクレレに持ちかえています。しっとりした会場がいたずらっ子がはにかむような、何だかくすぐったくて、それでいて楽しい空気になりました。ピアニカのスケールってきいたことないw 曲に入る前に出山さんが鹿島さんに「それじゃ、Cで」と小さな声で言った意味がわかったときは、ささやかだけどレッスンの成果だな、って心の中でガッツポーズ。

 

ベースの音が心地よく、明日からの生活に希望を持てるような、前向きに生きれるような、背中を押してもらったような演奏でした。ベースとピアノのデュオ。シンプルな編成だからこそ、いい音楽がダイレクトに伝わります。音楽に人柄があらわれるのは本当なんだと再認識。 また、出山さんから教わったジャズの基礎、理論的なことを確認しながら音楽を楽しめました。

 

今度のレッスンの時に「次回のコンサートではぜひスタインウェイで!」って出山さん、いや出山先生に無理を承知でお願いしてみようかな。

 

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2012年

6月

13日

Midnight Mood

先日とあるジャズライブで知った《Midnight Mood》。 これ、ホントにいい曲なんです。

 

そのライブのほとんどは、ジャズのスタンダードナンバーを中心としたプログラムでした。 つぎの曲に移る前に、「皆さんよくご存知の〜という曲で○○というグループにいた○○が作曲しました」とMCが入って、とても分かりやすかったんです。

 

ただ、私にとってはほとんど聞いたことのない曲ばかりで、知っていたのは甘く採点して8曲のうち3曲。マイルス・デイヴィスやビル・エヴァンス、ジョン・コルトレーンなどなど、有名な人の音楽は自分でCDを買って聞いていないんですね。かろうじてビル・エヴァンスのアルバムを少し聞いた程度です。

 

ライブでメモした曲をひとつひとつ調べていると、聞き間違いやスペルミスなどを発見。悔しさと同時に、新しいことを知る楽しさも味わっています。ライブで気になった曲をひとつひとつ辿っていくおもしろさ。元々はどんな曲なんだろうとワクワクしながらも、ライブで感じた興奮を思い出す。地味ながらも、ライブの余韻を楽しんでいます。

 

そんな中でいちばん気になったのが、《Midnight Mood》です。 私の手帳には《Midnight Pool》とシャーペンでしゃーっと書いてあったので、なかなか「正解」にたどり着かない。小一時間かかりました。

 

アメリカのジャズ・グループ“ウェザー・リポート(Weather Report)”のジョー・サヴィヌル( Joe Zawinul)が作曲した《Midnight Mood》。ビル・エヴァンスも演奏しているんですね。

 

今日は、《Midnight Mood》をはじめ、ビル・エヴァンスの演奏した曲をBGMに夕食を作りました。今夜の夕食が音楽のエッセンスが加わって普段より5%でもおいしくなっていればいいな。料理しているときは、音楽そっちのけで、料理に夢中になって全く聞いてはいませんが、ふとした時に音楽が聞こえます。その瞬間が好きです。

 

※ライブのリポートは追ってアップする予定。いくつか解読不明な曲がありまして、現在8合目。あともう少しがんばりますw

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2012年

5月

30日

ジョージ・セルの伝記本

アメリカのクリーブランド管弦楽団の指揮者だったジョージ・セル(George Szell 1897年6月7日 - 1970年7月30日)の伝記本を買ってしまいました。得意の勘違い発揮、ペーパーバックだと思いきや、Amazonから届いた段ボールを開封すると、indexや資料編などを含めると400ページを超えたハードカバー。恐ろしや〜。

 

でも、ジョージ・セルは私の音楽の基本なんです。セルの音楽を聞くととてもハッピーになるし、普段の生活で気持ちが混乱したときにセルとクリーブランド管弦楽団のハイドンを聞くと、心が整理されて気持ちよくなるのです。それはまるでwindowsパソコンのデフラグのよう。いや、ヨガのポーズをし終わったときの爽快感にも似ている。私の音楽の中心にはいつもセルがいます。

 

広島にいる頃は仕事から帰って食事や入浴を済ませてあとは寝るだけ、といった時間に聞いていました。「なんていい音楽なんだろう!生きててよかった」と思わせてくれる録音が多いんです。

 

セルを知ったきっかけは、もう5、6年前になりますか、彼にとって最後の演奏会となってしまった東京文化会館でのコンサートのラジオ放送の録音をいただいたのです。そのCDは音盤がすり切れてしまうんではないかというほど繰り返し繰り返し聴きました。とくに、モーツァルトの交響曲第40番。他の指揮者や楽団で何度も聴いているのにも関わらず、ときめきを感じました。ときめきというか、「え!なにこれ!」。ときめく前にまず驚き。音楽本で紹介されている有名な指揮者はたくさんいるけれど、この人なに?すごくない?かっこいいじゃん!セルとクリーブランド管弦楽団の演奏を聴いて、ウェーバーもモーツァルトもシベリウスも好きになったし、クラシック音楽はポップスやロックと同じようにかっこいいなあ、と思ったのです。クールなんですよね。

 

こんな素晴らしい演奏をしてきたセルについては、wikipedia日本版の逸話というコーナーでは、「クリーブランド就任後の1シーズンで楽員の2/3が入れ替わったという。ある者は彼がクビにし、別の者は自ら去ったのである」など、ちょっとセルの厳しい一面が書かれています。 しかし、厳しいだけなのかな、と思い、もっとセルのことが知りたいと思って、wikipedia英語版のセルの欄をよく読むようになりました。そこで、wikipedia英語版の参考文献に、今回購入した本があがっていました。発売されてから気にはなっていたけれど、英語で書かれた本なので避けてはいました。しかし、amazon.comの評価をみるととても信頼できる書籍。もうガマンしきれなくて、1週間ほど前に購入したわけです。

 

ジョージ・セルから、リヒャルト・シュトラウス、マックス・レーガー、ルドルフ・ゼルキンなどいろんな音楽家、演奏家が現れてきます。とくに、R.シュトラウスからどのようなことを学んだのか興味があります。そして、あの1970年の東京文化会館でのライブのことも。 一般的には「厳しい」「完璧主義者」と言われているセルですが、例えばハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの音楽に真摯でいようとしているのではないかとしか私には思えないんです。もちろん彼のキャラクターなども影響しているかもしれないので、少しずつ読むつもり(というか、少しずつしか読めん)

 

彼の人生を単純に知りたくて、なかなか進みませんが、ちょっとずつ読んでます。

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2012年

4月

30日

Archiship Library&Cafe

近所に建築・デザイン専門のブックカフェができました。

Archiship Library&Cafe」です。飯田善彦建築工房1階にあります。

 

いいでしょ〜、こういう空間。

 

吉田町には、美術画廊、カフェ、ショットバーに、八百屋や鶏肉専門店、肉屋、花屋、美味しい蕎麦屋さんなどがあります。下町っぽい伊勢佐木町や野毛町に比べると、背伸びをしない程度におしゃれで趣きある町。そして、生活感のある町。そこに、ついに、ブックカフェが仲間入りしました。やったー!

 

メニューは、コーヒー、中国茶、抹茶の中からひとつ。大人500円、学生200円。

店員さんの横浜国立大学の大学院生さん「絵の上手な高校生が似顔絵を描いてくれたこともあったんですよ」とほんわかするようなお話も聞けました。

 

こちらの蔵書は、国内外の建築・アート系雑誌、エッセイ、建築家が書いた子ども向け絵本、展覧会図録、デザイン図録など。建築家で飯田善彦建築工房の飯田善彦さんが集められた本です。貴重な本や雑誌、図録を見せていただけるなんて、感激。

 

白い模型を黒い服を来た建築家の人たちが囲んで打ち合わせをしていた部屋。

前を通るたびに入ってみたいと思っていた場所に、入れるようになりました。

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2012年

4月

24日

ドヴォルザーク 交響曲第9番『新世界より』

それは、クラッゲルードのリサイタルに行っている途中、広島の母とメールでやり取りをしているときに突然でした。

 

「お母さんも先日オーケストラに行って50年前に音楽の時間に聞いたドボルザークの新世界を、初めてフルコースで聞きました。とても懐かしく、中学生の頃を思い出しながら聞き入りました。」

 

そんな大した内容ではないのかもしれないけれど、読んでから、私は涙をこらえるのに必死でした。JRの中だったし、ヘンニングに会うのに(私なりに)おしゃれして来たんだから、ここで泣いてはいけない。お化粧落ちたら困るわ。いや、母のメールを読んでホームシックにかかったんでしょうか。

 

「懐かしい」というひと言が胸に響きました。母の人生(と言ったら言い過ぎか)を想像しようとしたら、涙が出てとまりません。いや、やっぱりホームシックかも。

 

中学の音楽の時間では、どの辺りを聞いたんだろう。「遠き山に日は落ちて」のところかな?次回の帰省の折には、実家の台所でお茶を飲みながらコンサートの感想などをインタビューしようと思っています。

 

ところで、母のメールを読んで、私も《交響曲第9番》を聞きたくなり、段ボールの中に詰めたCDのタイトルをじっくり探したらありました。

 

 

私が持っているのは、ラトビア出身のマリス・ヤンソンスが指揮したロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による演奏です。

 

このCDには、『新世界より』だけというかなり贅沢なCD。私が持っている音盤はこれだけ。将来は分からないけれど、今のところはこれだけで十分です。広島に持って帰って母にプレゼントしようかと思ったけれど、悩む。手元においておきたいなあ(苦笑)

 

私も母のようにいつか自分の人生を振り返り、懐かしいと思えるような音楽に出会えるんでしょうか。振り返るほどのない毎日を送っていたら、丁寧でなくてもどんな相手や事柄に対して(できるだけ)誠実に接していれば、どこかに楽しみや喜びがひょんなとこで待っているかもしれませんね。それは、これから先のお楽しみ。

 

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2012年

4月

17日

ヘニング・クラッゲルー 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル

父の誕生日でもあった日、大好きなヴァイオリニストのコンサートに行ってきました。

ノルウェーのヘニング・クラッゲルーの無伴奏ヴァイオリン・リサイタルです。

「わぁ、すごーい!」という以外言葉が見つからないほどの演奏でした。

 

 

と き 2012年4月17日(火) 午後7時開演

ところ 武蔵野市民文化会館 小ホール

 

プログラム

   イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品27 全6曲

       アンコール

      クラッゲルー:前奏曲 イ短調

 

彼のライブをきいたのはこれで2回目。

2008年3月、広島交響楽団と共演したクリスチャン・シンディングのヴァイオリン協奏曲。最初の一音で、「わあ〜」と心ときめき、夢中になって演奏をききました。その彼の演奏を再び聴けるとは!

 

武蔵野市にはオットも行ったことがなかったので、1週間ほど前から会場までのルートや電車の乗り換えを研究していました(オットが)。私はのんびり構えてて、「まあ同じ日本じゃし、行けるじゃろうて」と安心しきっていたのが運の尽き。当初乗る予定だった快速に乗らずにうっかり普通列車に乗ってしまったがために、予定の時間をオーバーしてしまいました。その点「今日は何が何でも定時に仕事を終わらせてやるー!」と強く決意して出勤したオットと会場前で18時40分頃に遭遇。「うちの方が遅かったんじゃとほほ」と少々悔しい思いをしましたが、開演には間に合ったしそれはそれで、ヘニングに会える〜と心ウキウキ、気持ちを切り替えて会場に入りました。

 

夜の葉桜
夜の葉桜
武蔵野市民文化会館
武蔵野市民文化会館

 

イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタのCDは以前買って聞いてはいました。でも、無伴奏は修行、苦行で、聞いているといつのまにか眠っているか、退屈になって止めてしまうかのどちらかでした。

しかし、今回、ヘニングの演奏を聞き、演奏の姿を見て、体全身でヴァイオリンの響きを感じて、全身の力が抜けていくように思いました。とくに、第5番の第1楽章は、宇宙が広がっていくよう。眉間のしわがなくなっちゃうほどリラックスしていました。

ヘニングの演奏するヴァイオリンの音は太く、太い音が時にかすれているかの音になったり、高音が電子音のように聞こえたり、ギターのように「ポロンポロン」と優しく弾いたり、ひとつひとつの音が意味があって、それらが連なってひとつの曲になる。プロだからよく言われる「超絶技巧」も当たり前に弾けるんだ、彼こそが本物のヴァイオリニストのひとりなんだ。しかも、私と同じ時代に生きている人。ヘニングの演奏はもちろんのこと、イザイの無伴奏はいい曲だなあと思いました。

 

幸い、事前にリサイタルのプログラムノートがPDFファイルで届きました。CDのライナーノーツの日本語訳ですが、英語の苦手な私には助かりました。事前に曲の解説を読んでおくと、当日の演奏の楽しみが増えますから。しかも、このライナーノーツは、贅沢なことにヘニングが書いたもの。日本の音楽評論家や学者が書いたものではありません。ヘニングのイザイについての捉え方というんでしょうか、接し方がよくわかります。音楽の理論はもちろん、作曲者や献呈したヴァイオリニストについても触れています。

 

リサイタル後のサイン会では、英語でいろいろ話したいのに何て言えばいいのか分からなくて、オット共々、お友達(と言っていいんでしょうか)大先輩のminhirさんに教わりました。minhirさんは快く「May I take a picture with you ?」「marvelous performance」 と教えてくださいました。落ち着いて考えると中学英語ですよね。舞い上がってたんです(←言い訳)。列の前後は皆落ち着いて待っているなか、4年ぶりの再会で興奮する私。minhirさんは家にあるヘニングのCDジャケットを全部持ってきて、サインしてもらってました。

 

で、私はというと、ベイビーフェイスのヘニングを間近で見て舞い上がり、せっかく教わった英語も言えませんでした。それでもヘニングは、「どうしたの?大丈夫ですよ」と言わんばかりの満面の笑み。くたくたなはずなのに、リサイタル終了後すぐに会場に着てくれたし、本当にもう、なんていい人なんでしょう!後ろにも20人ほど並んでいるのに、言葉が出ない。

そこで、「3、4年前、広島交響楽団とのコンサートに行きました。今日は2回目のコンサートです。実は、ノルディックサウンド広島の津田さんと知り合いで(知り合いって英語では分からなかったので、つい友達と言いました)・・・」と言ったら「おお!ミスターツダ!」と彼の目が大きくなりました。それで、「先ほどたくさんサインしたCDの持ち主も、彼(オット)も津田さんと友達です」と言うと、「私たちは皆友達だ」的な雰囲気になりました。持ってきたCDとバックにサインをしてもらい、ヘニングと後ろの人に遠慮しつつ「一緒に写真を撮ってもらってもいいですか?」とお願いしたら、「もちろん!」と私の肩をガッツリ抱いてきたので、もう有頂天。ヘニングとのツーショットを撮ってもらって大満足。後ろの方に丁重にお詫びをいいながら(どうやら仕方ないわね的笑顔だったよう)minhirさんとともに会場を後にしました。

 

本物のプロの演奏家って、とてもフレンドリーで謙虚で優しいんですね。

 

 

(注)同い年
(注)同い年

 

☆余談☆

ヘニング・クラッゲルーはノルウェー語でHenning Kraggerudと書きます。

広島交響楽団の定期演奏会やこれまでリリースされたCDでは「ヘンニング・クラッゲルード」としていました。

しかし、(公財)武蔵野文化事業団は「ヘニング・クラッゲルー」。なんでだろう?

 

ノルディックサウンド広島の津田さんによると、プライベートでは「ヘニング・クラッゲルー」、公的な場面では「ヘニング・クラッゲルー」と、ヘニング本人が言っているとのこと(ちなみに、英語ではヘニング、ノルウェー語ではヘンニング)。

次回からは「ヘンニング・クラッゲルード」と案内していただければ幸いでございます。(今日の日記にでは、演奏会での表記に従い「ヘニング・クラッゲルー」に統一しました)

 

  イザイ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 Op.27-2

     第1楽章 http://imgartists.com/artist/henning_kraggerud ←画面左下の「AUDIO」で聞けます。

 

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2012年

3月

27日

こんどこそ、ジャズピアノ

ジャズピアノを習い始めました。

ずっとジャズを弾いてみたかったんですが、自分で楽譜を買って弾きはじめても、途中で楽譜が読めなくなって、挫折しまくっていたのです。全部弾けても初級程度で、満足できていませんでした。ちょっと難しくなると、すぐ挫折するんです。根性が足りないのかなあと思っていましたが、これは自分だけではやれないから数ヶ月でも通ってみようかと一念発起。横浜駅近くのヤマハ大人の音楽レッスン ジャズピアノコースです。

2月下旬にグループレッスンを見学。

個人レッスンかグループレッスンか迷いましたが、短時間でもいいから自分のペースで習いたい気持ちが強かったので、少し背伸びして個人レッスンを選びました。1回30分、月3回です。

 

テキストは2冊。

曲を弾きながら、ジャズの仕組み、コード、アドリブ(即興)の作り方、リズムの取り方を学びます。

 

 

レッスンの進め方です。

まず、先生の伴奏とともに、曲をひととおり弾きます。これを聞いて、先生がどれだけ生徒が練習したか、どれだけ身についているか判断しているんですね。その後、先生からの感想や気付き。音符やリズムの間違いについて指摘をうけ、再度合わせます。これを4〜5回繰り返します。そして、ジャズの理論―文法と言ったほうが分かりやすいかなーの話をきき、曲を弾きながら実践します。

 

いちばん最初に言われたのは、音符の弾き方でした。

「八分音符(♪)のときにはテヌートスタッカート、スタッカートほど短くないけれど心持ち音を短く弾きましょう」(今はいくつかあるジャズの種類のうち、Swingの曲を弾いています)。その通り弾いてみると、あらまあ不思議。それまでのベタベタ感が失せて、爽快感あふれる演奏になりました。これはとっても嬉しかったです。「クラシックを弾いてこられた方が弾くと大抵ベターとなって違和感を覚えてらしたと思います。それはクラシックの楽譜どおりに弾いているからで、ジャズの弾き方を身につければいいだけの話ですよ。こういったことも随時説明します」とのことでした。

 

さらに、「拍」、とくに「うら拍」について。

「うら拍」を自分の言葉で説明するのは無理なので控えますが、この「うら拍」はジャズをする上ではとても重要なんですね。「うら拍」を意識して左手、伴奏の部分を弾くととてもメリハリがつきました。

 

・・・とまあ、「ジャズって自由気ままに演奏しているんだな」と思っていたらそれは大きな勘違いで、何やらいくつかの決まり事の範囲で自由に演奏しているんだな、ということがよくわかりました。フィーリングで合わせている訳ではないんですね。ちゃんとしたルールのもと、例えばピアノとベースとドラムがかけあっている。楽譜と鍵盤と先生の話により、ジャズを因数分解してもらって、自分で演奏するのが楽しみになってきました。

 

ちなみに、今練習している曲は《All of Me》。

いい曲ですね。フランク・シナトラの歌を繰り返し聞いて、「うら拍」を感じています。

 

この《All of Me》を聞いたことがなかったので、先生に「この曲、知らないんですけれど弾けるかなあ」と弱々しく言ったら、先生が弾き語りをしてくれました。これがとっても素晴らしかった。もうしびれまくり、とろけまくり、チョコレートフォンデュのチョコレートになったような気分でした〜。とてもとても誠実な《All of Me》で、こんなに上手に弾く先生ならどんなに難しいコードが私の前に立ちはだかっても乗り越えていける、と確信しました。いい加減なようですが、先生の演奏が好きかどうかはレッスンを続けて行く上でとても大切な動機です。

 

さてと、来週までの課題は、アドリブ部分の左手の伴奏をコードをみて考えて練習してくること。しかも、楽譜にはなるべく書かないで〜っていう注文つき。でっきるっかなー。

 

若かりし頃のフランク・シナトラ。

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2012年

3月

20日

やっとわかったー!

夜ひとり夕飯を食べてオットの帰りを待ちながら、テレビを見ていました。

FOXbs238の「アメリカン・アイドル シーズン11」です。アメリカ版「スター誕生」でしょうか。

たまたまザッピングしていると、ジェニファー・ロペスのほか、エアロスミスのスティーブン・タイラーを見つけてびっくり。「スティーブン・タイラーが審査員してんのー!」審査員のコメントを聞きたいがためにチャンネルを合わせてました。(残念ながら、歌は今はアデルっぽい歌とR&B、ソウルミュージックが多く、どれも似たり寄ったり)

 

ちなみに、この番組のシーズン4では、カントリー歌手のキャリー・アンダーウッド(Carrie Underwood)が優勝。メジャーデビューした後は、アメリカン・ミュージック・アウォーズやグラミー賞など獲得。売れっ子歌手になってます。

 

今回は、アメリカ国内10カ所での予選会を通過した挑戦者がハリウッドでおそらくセミファイナルだったんでしょう。女性シンガーばかりが登場しました。そのうちのひとりの女性が、聞いたことがあるんだけど誰の歌か分からずすごくカッコいいのにわからないまま悶々としていた曲を目の前のテレビの中で歌っている!

 

審査員の誰かが「アニー・レノックス(Annie Lennox)の歌は難しいでしょ」って言ったのをすぐメモにとり、インターネットで検索。アニーがデイヴ・スチュワート(Dave Stewart)と当時結成、活動していたユーリズミックス(Eurythmics)の《Sweet Dreams》でした。

 

 

この曲、学生時代に美術館でアルバイトをしていたときに、企画展のある作品から繰り返し繰り返し流れていたのです。作品の一部だったんですね。

1室30分ずーっと展示室の隅っこに座っていると必ず眠くなる。でも、この刺激的な曲のおかげで、私はこの作品が展示されていた企画展の第一室では眠らずに済んだのです。

 

それよりなにより、かっこいいでしょ。イギリスのポップス、ロックを知らず知らず聞いてたんですね。

 

展示されていた作品、展覧会名も今はもう覚えていません。しかし、あたかもパリコレ、ミラノコレクションかな、颯爽と歩く細身のモデルを想像し、「あぁこの曲気になる気になる・・・」と思うも、曲名や歌手を知るきっかけがなく「ふた昔」も経ってしまいました。

 

シンセ・ポップとかニューウェイブなどに分類されるようですが、ジャンルは関係ありませんね。自分に響いた曲は何でもカッコいい。

この曲のほうが馴染みがあるかもしれません。井川遥さん出演の化粧品CMの曲ですね。

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2012年

2月

01日

シベリウス 交響曲第1番

今の家で新しい生活を始めたのは7月も終わりの頃。あれから半年が過ぎたにも関わらず、最近片付いた部屋があります。それは、玄関入ってすぐのオーディオルームという名の本・漫画・CD・ちょこっと勉強本など詰め込んだ段ボール部屋。

いただきもののオーディオラックとIKEAで買った丸い椅子のおかげで、オーディオルームっぽくなってきました。でも、あくまでもオーディオルーム「っぽく」です。そろそろCDの入った山積みの段ボールを少しずつ整理していかないと。地震で崩れたら大けがをしてしまいますから。

手始めに手持ちのCDの要・不要の判定(私のCDをオットに見せて、持ってる持っていないを判定してもらい、ダブリで持っているCDを中古CD屋へ里子に出す準備)をしていました。

すると、オットから「これ、聞いてみんちゃい」と渡されましたのは、シベリウスの交響曲全集。

フィンランドのユッカ=ペッカ・サラステ(Jukka-Pekka Saraste)指揮、フィンランド放送交響楽団( Finnish Radio Symphony Orchestra)演奏です。

 

今日はそのうちの1枚、交響曲第1番が収録されているCDを聴いています。

 

 

 

 

シベリウス

 交響曲第1番

 『カレリア』序曲

 『カレリア』組曲

 交響詩『フィンランディア』

 

フィンランド放送交響楽団

ユッカ=ペッカ・サラステ, 指揮

聴いていてラクなんですね。深呼吸ができます。

私の場合、シベリウスの交響曲第1番は、演奏によっては、とても重たくて、ぐっと押さえつけられるように感じることがあります。それは焼き肉を食べ過ぎて胃にもたれるというよりも、上から押さえつけられて這い上がれなくなる、後ろからせっつかされるような息苦しくなるという感じ。これは、有名な第2番にも言えます。

それが、この録音では、演奏のせいで心がぎゅーぎゅーになるようなしんどさは、ほとんどありません。

つい、シンバルが「ジャン、ジャーン」と勢いよく派手に鳴らしたくなるところも、全体の中でちょうどいい塩梅のところで収まっています。力強さを表そうと大きな音(強くではない)を鳴らしているわけではない、シンバルが鳴ることで全体が目覚めるような、引き締まるような、湖の氷がぱきっと割れて冷たい水がにじみ出て何だかほっとするような感じ。

 

ユッカ=ペッカ・サラステが31歳のときの録音。

当時の写真をみても、クラシカル音楽をしているからといって特別燕尾服をきて写真に収まっているわけでもなく、普段着というか、ポップスかジャズミュージシャンのよう。普通のお兄ちゃん。

現在でも、貼付した画像は指揮棒を持つ姿ではありますが、いい感じに年をとっています。サラステ。

欧米の演奏家やオーケストラをみるたびに思うのは、クラシックだからといって、特別難しい音楽ではなく普段の生活の一部、ポップスやジャズと変わらない音楽のひとつだっていうこと。こういうのっていいな。

 


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2011年

12月

16日

ハイドン 交響曲集 ージョージ・セル指揮 クリーブランド交響楽団

部屋を掃除したあと、ゆっくり音楽を聞きたくなりました。

引っ越してからそのままにしている段ボール箱から、ジョージ・セルとクリーブランド交響楽団による『ハイドン 交響曲集』を引っぱり出して、お昼過ぎからずっと聞いています。

3時間程聞いているので、3枚聞けばいいものの、1枚、1曲、1楽章それぞれが格好良すぎて、繰り返し聞いています。

 

風をきって自転車をこいでいるときと同じよう。冷たい向かい風が心地よい。途中、黄金色のいちょう並木を歩いて、通りに面しているカフェで温かいコーヒーを飲む。目の前を仕事帰りの人や保育所帰りの母と子、学生さんなどが歩いたり自転車をこいでたり。通りをカメラで撮影しているおじさんもいる。

 

これまで演奏会や録音で聞いたなかで満足したハイドンの交響曲はなかったので、私のなかではハイドンはあんまりつまらない作曲家のグループに入っていました。もともとあまり交響曲を聞かないのもあったかもしれません。

 

しかし、セルとクリーブランド管弦楽団は、「堅苦しい」「古くさい」と感じさせるかもしれないハイドンの曲を「整然とした音楽もいいですよ。だって、おしゃれだもーん」と教えてくれました。

 

それは、第94番「驚愕」の第2楽章でよくわかりました。

第2楽章で突然音が大きくなる部分があります。よくここで、コンサートや他の音盤で驚かせられて嫌な思いをしたこと数々。さらに、なんとなくモタモタ、ドテドテ、べっとり、ねたーっとしたハイドンをどれだけ聞いては買ったばかりのCDを里子にだしたか(=某マケプレに出品)。あんまりいい思いをしたことはなかったんですね。「心臓によくない」と敬遠していたのですが、彼らの演奏では驚くこともなく、もたーっとした演奏もなく、爽やかでした。大きな音に邪魔されることなく、「あー楽しいよー!ど ど み み そ そ みーっ、ふぁ ふぁ れ れ し し そーっ」と歌ってたほど。

 

たとえ、大きい音、強い音を出しても大人としての余裕、品のある演奏なので、「きゃーっ!」と怖がるようなびっくりした音ではありません。だって、考えてみると、この曲ができた1791年頃って貴族が音楽を楽しむことが多かったでしょうから、品格のある曲に上品な演奏が求められていたのも当然だったように思います。

 

音楽史では形式美が求められた古典派の時代。同じメロディーが繰り返し演奏されていても、退屈には感じまあ得んでした。生き生きとしていて、聞くたびに新しい風が吹き込んでくるかのようです。半世紀前に録音されたのに、現代の私でもはっとさせられる作品で、古めかしいことはなく、研ぎすまされた感覚を覚えます。セルとクリーブランド管弦楽団のおかげですね。

 

また、ハイドンの交響曲はブルックナーやマーラーに比べると短時間なので、交響曲が苦手な私でも気楽に聞けます。メロディーもリズムも難解ではない、簡素、シンプル。無駄がない。分かりやすい。

 

今聞いているのは、1枚目の交響曲第93番、第94番「驚愕」、第95番。

残りの3枚を聞くのが楽しみになってきました。

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2011年

11月

29日

フランク・クヴィンゲーArctic Skyway

私はノルウェーのLosen Records というレーベルが好きです。

音楽はもちろんのこと、ジャケットがお洒落だから。

そのLosen Recordsのアルバム『Arctic Skyway』。

買ってそのままにしていたのですが、数日前から1日に1回聴くようになりました。

 

仕事をしなくなったら、毎日たくさんの音盤を聴くんだろうなあ、と思っていたのが嘘のように、あまり音楽を聴いていませんでした。慣れない家のことで頭がいっぱい、夕方4じ過ぎからは冷蔵庫の中身を確認してその日の夕食を考えて頭を抱える。それもずーっと親元で暮らして、困ったら母親に「あれやってー(泪)」と泣きついていたから。

 

それが、最近は家のことを全部やらなきゃと思いながらも、結局はなんの達成感もないまま1日が終わることが続きました。

そこで、何をするかリストアップしていなかったのに気づいたのが1週間ほど前。

メモするほどではないけれど、「明日はゴミ出し、キッチン周りの拭き掃除、トイレ掃除」と前の晩に決めて、原則それ以上手を付けないことにすると、10時過ぎにはほぼ終えて、「よくやったわ〜」と一息つけることを経験したのです。

 

会社勤めと一緒ですね。

To Do リストを作成し、優先順位を決めて、できたらチェックマークをつける。

達成感がないので、「寒いから」「用事がないから」とを由に外出しようとせず、家から一歩もでない。

 

なんとなくでも「やることリスト」を作って1日の時間配分をしたほうが、行動しやすい。

規則正しいなんて小難しいことではなく、リズムにのって気持ちよく生活できるよう工夫できたらいいなあ。

 

そんなこんななときに聴き始めたのがフランク・クヴィンゲのアルバム『Arctic Skyway』です 。

ジャケットを読みながら、アイロンをかけながら、考え事をしながら、一番いいところで音をかき消す電車にムッとしながら、目を閉じてギターの音の響きを感じながら。ながら聴きもいいかな、って許すことにしました。

 

テレマルク地方の最高峰ガウスタトッペンの山荘に妻と子どもたちと暮らすクヴィンゲが、あたりの景色と日常生活からインスピレーションを得て作った15曲を金属弦のギターで弾いた録音です。(ノルディックサウンド広島HPより)

 

クヴィンゲのギターって、ほんとかっこいいんですよね。

ギターのことはさっぱりわからないんだけど、聴いててなんかいいんだよねーとしか言いようのない作品。(結局これに尽きるのデス)

 

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2011年

11月

14日

『スペインのリサイタル』

ここ数日でようやく秋めいてきました。

朝晩冷え込みますが、昼間は暖かく、足元にひざかけをしていれば、気持ちよく昼寝ができるくらい。

 

今日は『スペインのリサイタル (Recital Español)を聞いています。

フィンランドのギタリスト、オスモ・パルム Osmo Palmuのアルバムです。

窓からカーテン越しに青い空と白い雲がみえます。

ミルクティーを飲みながら、ギターの響きを全身で吸収するようにぽやーんと聞いています。

時々、電車の音で細かい音が聞こえなくこともありますが、それもまたよし。

ギターの曲っていうと《アルハンブラ宮殿の思い出》を一番に思い浮かべますが、もちろんそれだけではないんですよね。

 

この『スペインのリサイタル』には1536年から1932年の間までの7曲が収録されています。複数のギターを使い分けているんだろうなと思いきや、1997年に製作された「Brian Cohen」1本だけ。どの曲も芯のある音ですっきりしているんです。

 

オスモ・パルマはブックレットのはじめにギターについて歴史を交えて説明してくれているので読んでみたものの、なにぶん英語。これは、また追々読みましょうかね。

 

ギターを聞きながらぐーっっと背伸びするのが気持ちがいい。

まずは、音の響きやメロディーを思い存分楽しんでリラックスするのが一番。それが明日への活力につながると思います。例えば、夕食のおかずが一品増えるとか(いや、それはない!?)

 

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2011年

9月

01日

ゲイリー・バートン&スティーブ・スワロウーHOTEL HELLO

先週、食器洗いをしているときに、気持ちのいい曲が流れているのに気づきました。

「これなに〜?」とリビングを掃除する夫に尋ねたら、「これだよ」とCDのジャケットを見せてくれました。

ゲイリー・バートンとスティーブ・スワロウによる『HOTEL HELLO』です。

この作品、店頭で売られるならばどこのコーナーなんでしょう?
この作品、店頭で売られるならばどこのコーナーなんでしょう?

 

 

GARY BURTON

Vibraharp, Organ, Marimba

 

STEVE SWALLOW

Bass, Piano

 

1. CHELSEA BELLS(FOR HERN)

2. HOTEL OVERTURE + VAMP

3. HOTEL HELLO

4. INSIDE IN

5. DOMINO BISCUIT

6. VASHKAR

7. SWEET HENRY

8. IMPOMPTU

9. SWEEPING UP

1974年5月に録音されて、翌年リリースされたアルバム。

ビブラフォン奏者のゲイリー・バートンとベーシストのスティーブ・スワロウがセッションしています。

 

食器洗いのBGMに最高でした。

小学校の音楽の時間でビブラフォンを少し演奏、というか鳴らしたことはあるけれど、なんだか金属音、びや〜ん、ふぉわ〜んと無駄に伸びる音がすごく苦手だったんですね。

 

でも、ゲイリー・バートンのビブラフォンは、あふれんばかりの水玉やシャボン玉がキラキラ降ってきたり、清らかな水が流れてきたり。感じるというか、音を見た感覚です。そして、響く。

 

明るい音だけではなく、ベースの背後で少し影のある響き、(どーん・・・ではなく、がっくり、淋しい音)を出してくるものの、明暗がはっきりしていていいんじゃないかなって思える。

 

もちろん、二人で掃除している間は、ほんとBGMとしてかけながして、掃除機をかけたり、食器を洗ったりするのに大忙し。

ただ、ふーっと一息ついた数秒心地よく感じました。外から聞こえる電車の音、蝉の鳴き声、緊急車両のサイレンなどが聞こえても気にならない。というよりむしろ、町の音、生活の音と一緒になってもそんなに嫌じゃありません。もちろん、今日、改めて聞き直しました。

 

 

ゲイリー・バートンは1943年1月生まれ。

カントリーやジャズ、クラシカル、ロックなど幅広いジャンルで活躍中。

バークリー音楽院で教鞭をとっていたこともあったそうですね。1971年秋から先生として教えていたということだから、28歳でバークリーの先生になったの!Wow!!

 

音楽がいいのはブックレットの内側の写真で「そりゃそうじゃわ〜」と納得。

いい顔してる!

ちょっぴり美術館ぽく飾ってみました。いい感じ(←自画自賛)
ちょっぴり美術館ぽく飾ってみました。いい感じ(←自画自賛)
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2011年

8月

21日

ピアノが届いたよ

7月28日にピアノを送り出してから約3週間。

横浜に、ピアノが届きました。

広島の実家から搬出するには、1時間以上かかったのに、搬入するのは、入り口からものの30分もかかっていません。(おそらく15〜20分程度)

3人の運び屋さんが専用の布製のマット、引っ越し屋さんが使うお布団のようなものを床にしいて、台車にのせて転がしてきました。丁寧に。

そして、最後は床にピアノのキャスターをインシュレーターの上に置いて、位置を確認し、終了。

なんか、すっごく嬉しくて、じわ〜んときました。

 

引っ越しにあわせてクリーニングもしました。一番びっくりしたのが、イスが綺麗になっていたこと!

もう30年以上使っているのもあって、黒い塗装がはげていたのが、黒く塗られてました。

ちびっこのころ、恥ずかしいけれど、イスの背もたれの部分を歯でガリガリしていたんですよねー(恥)

 

「ドレミファソラシドレミファソラシド・・・・」

やはり音程が狂ってはいるものの、広島の調律師さんが整えた感じが残っている。

シャンパンの泡がはじけている、スマートでやわらかく落ち着いた音でした。

「まろやか」とはまた違うんですよね。品のある音なんです。(贔屓目120%入ってます)

 

心配なのは、お隣と真下のお家に挨拶に数度伺ったのですが、不在でピアノのことを伝えられていないこと。管理人さんにはいずれも入居されていることを確認したのですが、なぜか会えない。仕方ありません。

最後の手段として、手紙を書いて郵便受けに入れておこうかと思っています。

 

横浜での搬入は東京の関連業者さんが引き継いでくださったのですが、中国ピアノ運送さんには防音、耐震等を含め相談や連絡を密にとってくださり、助かりました。

 

さ、来週末にはピアノの調律が待っています。2〜2時間半かかるそうですが、どんな風に仕上がるかなあ?楽しみ。

 

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2011年

8月

02日

FRIFOT - FLYT

横浜に引っ越して4日目。

昨夜は震度4の地震がありました。

今日のお昼頃にも揺れたような・・・。

わが家は7階。ゆーらゆらして、くらくらします。

昨日広島から、ピアノ以外の荷物が届きました。

荷物の整理をしなきゃいけないなーと思いながらも、山積みされたダンボール箱をみると、頭痛い。

ちょっとずつ片付けることにします。暑いしね。

(幸い、風通しがよく、最近30℃を越すことがないようで、窓を網戸にして涼んでいます。)

 

4日前に家の鍵を開けて玄関に入り、とことこ廊下を歩いたら、なんと正面にお花がありました!

「まあ!なんて優しいオット(いやいや、ただの演出好きなだけ!?)」

「いらっしゃい!ようこそ横浜へ」とか何とか書かれたカードが会ってちょっぴり感動。

久しぶりの羽田空港から横浜駅までバスで行って、電車で最寄り駅までひとりとぼとぼ歩いてきたので、分かっていたもののちょっぴり淋しかった。

でも、移動中の間、前の会社の同僚や他お友達からメッセージが届いていたので、淋しさを紛らわすことができました。

「わーきれいな花。ヒマワリにトルコキキョウ。緑がいっぱい」

お水を入れ替えてざくざくっと生け直しました。

 

数時間後、仕事からオットが帰ってきたので、「お花をありがとう」とお礼をいい、「お水をかえてあげよう!きっと花も暑いから氷水にしてあげよう!」と今となっては訳わかんないことを考えました。そのときは「私って気が利く〜♪」とウヒョウヒョしていたら、「氷いれたら結露して、地震用で倒れないように貼付けた粘着ゴムが外れるんじゃなーぃ」と小さな声で言ったのを「ダイジョーブに決まっとるじゃんか!!」言い切って氷水に生けて数分後、「ガッシャーン!」

 

あーあ。言われたとおり、見事に横に倒れて、ぞうきんで拭く羽目に。

気が利いてて間がぬけているとよく言われましたが、変わらず。

親の言葉を借りれば、いつまで経っても中学2年生のまま、だそうです。

 

その後、ふたりでやーやーいいながらオットが掃除して、私が普通にお水を入れて生け直し、オットがいれてくれたアイスコーヒーを飲み、平和が戻りました。

「ごめんねー水浸しにして」
「ごめんねー水浸しにして」
アイスコーヒー飲みながら落ち着くの巻
アイスコーヒー飲みながら落ち着くの巻

そのときに聞いていたのが、FRIFOTの『FLYT』というアルバムです。

ボートが浮かんでいますね。このジャケットで、いい音楽が聴こえてきそうな感じがしました。

北欧の民俗音楽をモチーフとした音楽が20曲も収録されています。

 

FRIFOTはスウェーデンの民俗音楽のバンド。メンバーも変わらず結成20周年を記念して2007年に発売された作品です。

タイトルの「FLYT」は英語の「FLOW」。元々は 流れるという意味ですが、流れるように過ぎて行く・動いていく・・・といったところでしょうか。(←間違えていたらぜひご指摘ください)

 

フィドルにヴィオラ、ギター、フルート、ボーカル、cow horn(牛のホーン?)などなどたくさんの楽器が使われている割には、疲れません。とてもシンプルです。ほのぼのというより、すっきり。

 

曲や詩の題材がまた素晴らしいんです。

例えば、19曲目の《STAV/SLIT-OCH SLANGPOLSKA(Words of Wisdom / Disposable Polska》はイギリスのシェイクスピアの戯曲『ヘンリー四世』のセリフにメロディーをのせたとありました。

 

民俗音楽は流行りの歌に押されても、やはり懐かしく、新鮮に感じるんでしょう。

北欧の音楽(とくに民俗音楽)は、「よかったら私たちの音楽を聞いてもらいたいんだけど、いーい?」と優しく近づいてきて、無理強いしないところがいいなあと思います。

 

新しいところにきて初めて落ち着いて聞いたCDが『FLYT』で本当によかった。

辞書をひきひき慣れない英語の解説を読みながら、じっくり味わいたいと思います。

午後のコーヒータイムにおすすめです。

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2011年

7月

27日

引っ越します

「縁は異なもの 味なもの」と言いますが、本当に不思議なものですね。

結婚しました。横浜に引っ越します。

 

広島の家族や友達、馴染みのCD屋さん、洋服屋さん、花屋さんなどと距離ができてしまうのは淋しいですが、昔では考えられないほど日本どころか世界は繋がっているので、あまり心配しないようにしています。

家の近所に私の大好きな讃岐うどん屋さんもあったし、飲屋街には雰囲気のよさそうなjazz バーもあったし、花屋さんもあるし、新しく住む街を好きになりたいなあと思っています。

 

そんなこんなで、わが家はただいま「ダンボールハウス」。

1週間前までは足の踏み場がありませんでしたが、今はがらーんとして何だか落ち着きません。

気ばかり焦ってしまいます。

 

横浜に転居するにあたって、広島の川と緑と水とのバランスが絶妙で、都会な顔もあれば、ちょっと足をのばすとノンビリできる憩いの場がある・・・。私の家の近くの川でもちびっこ達が親御さんと一緒に泳いでいるのをみて、広島っていいな〜と思いました。

 

きっと新しい町も楽しいこといっぱいだろうなあ。

当分は荷崩しでくたびれちゃうでしょうけれど、気が向いたら買ったまま温めているCDをゆっくり聞いたり、本を読んだり、ピアノを弾いたりする予定。

 

そうそう、この春からピアノの弦を張り直してもらっていましたが、おかげさまで出来上がりました。4月の終わりに低音部の途中を仕上げて簡単に音を揃えてもらい、7月23日の最終日には細かい部分の修正と最後の調律。がらんがらんで音程がバラバラで弾けるものではなかったのが、とてもまろやかないい響きになりました。

左側 低音部の弦を張り替えました
左側 低音部の弦を張り替えました
まるで織物のよう
まるで織物のよう
弦をしごいたり
弦をしごいたり
たくさんの道具を使いますね
たくさんの道具を使いますね
張り替えたので調律をします(音を整えます)
張り替えたので調律をします(音を整えます)
突然ですが、これなーに?
突然ですが、これなーに?
待ち針曲がってるし(汗
待ち針曲がってるし(汗
完成!張弦と調律の様子を横目に甥っ子の靴をつくりました
完成!張弦と調律の様子を横目に甥っ子の靴をつくりました
ピアノの外側は私よりちょっと年下、内側の弦は生まれたばかりの赤ちゃん
ピアノの外側は私よりちょっと年下、内側の弦は生まれたばかりの赤ちゃん
調律師さんが好きな曲を弾いてくださいました。ありがとう!
調律師さんが好きな曲を弾いてくださいました。ありがとう!

このピアノと一緒に引っ越しできるのが何よりも嬉しい。

音楽を通じていろんな人と知り合い、音楽の話よりも音楽以外の話題で盛り上がることが多くって、ありがたいなあ。

長期間かけて弦を張り替えてくれた調律師さん、ピアノを買ってくれた両親、そして「ピアノのある生活が夢だったんよ」とピアノwelcome!と言ってくれたオットに感謝の気持ちです。

 

大切にするからね。(そして練習してもうちょっと上手く弾けるようになるからね)

 

弦のタグとピアノと一緒にお嫁入り
弦のタグとピアノと一緒にお嫁入り
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2011年

6月

05日

ストランヴィスキーからノルウェーへの旅(ちょっぴり妄想)

 


 

BIS SACD1474 SACD hybrid (Multichannel/stereo) イーゴリ・ストラヴィンスキー (1882-1971)

 バレエ《ペトルーシュカ (Petrouchka)》 (1911) バレエ《春の祭典 (Le sacre du printemps)》

  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 アンドルー・リットン (指揮)

 [録音 2008年8月 (春の祭典)、2009年6月 グリーグホール (ベルゲン、ノルウェー)]

ストラヴィンスキーのバレエ《ペトルーシュカ》と《春の祭典》が録音されたアルバム。

色鮮やかなジャケットにひかれて、手にとりました。

日の光が海や岸辺に燦々と降り注いでいる。

力強く、鋭く放たれている光は、海や岸辺、草むらを優しく照らし、岸辺の岩は穏やかな表情をしています。見ていて吸い込まれそうになりました。

思わず光をつかみたくなりたくなるような感じ。

 

そこで、「これって誰が書いたんだろう?」と気になって、ブックレットの最後のページを開いたら小さな字で書いてありました。

 

 Front cover : Edvard Munch: Solen, 1911, oil on canvas, 455×780 cm, Oslo University

 

Munch?・・・ムンク? あ〜、《叫び》の人だ!

ムンク, 《叫び》,1893
ムンク, 《叫び》,1893

それにしてもなぜこのノルウェー人のムンクの《Solen(太陽)》が、ロシア人のストラヴィンスキーのバレエ曲のアルバムジャケットに選ばれたのでしょうか。

 

おそらく、収録曲のひとつが1911年版の《ペトルーシュカ》の1911年、演奏しているベルゲン・フィル管弦楽団がノルウェーの楽団ということから、デザイナーが選んだんでしょうね。

 

ちなみにベルゲンはどこにあるかというと・・・

地図の「ノルウェー」と書いてある左下にベルゲンを見つけることができます。

 

ここで、せっかくなのでノルウェーの地理をおさらい。

ノルウェーの正式名称はノルウェー王国 Kingdom of Norway。人口は約492万人。

これって福岡県(507万人)とほぼ同じ。ベルゲンの人口は25万人弱

25万人とは広島県人口の約10分の1。それなのに(といっては失礼かもしれませんね)・・・素晴らしいホール(grieghallen ※リンク先は動画です。音が出ます)があるんです。ベルゲンフィルの本拠地。クラシカルだけではなくて、ポップスのライブもあり、生活のなかに音楽がしみ込んでいるような暮しぶりがうかがえます。いいなあ、行ってみたいなあ〜。

なんだか、ストラヴィンスキーの曲を聴きながら、演奏しているベルゲンフィル、ジャケットに採用されたムンクの絵などに関心が向いてしまいました。おそらく、頭で考えながらストラヴィンスキーの曲を聴いているんでしょうね。演奏は決して悪くない。とてもいいんです。かっこいいし。それなのに、普段より「うーむ」と考え込んでいるんですね。ゆっくりじっくり聴いていきたいなあと思います。

 

それにしても、グリーグの生まれたベルゲンとはいえども、広島市の方が財政規模も町も大きい。それなのに、どうして多目的ホールはあっても音楽ホールができないかなあ。広島にも広島交響楽団があるんだから、行政をあげて応援すればいいのに。経済波及効果のある野球やサッカーといったプロスポーツだけでなく、人の心を豊かにする音楽(もちろんクラシカルだけではなく、ジャズやロック、ポップスを含める)も支えてほしいなあ、と思うのは、自分が音楽が好きだからという贔屓目からかしら?

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2011年

5月

24日

オルガ・コンコヴァ - Return Journey

まるでモネの絵のようなジャケットですね。

睡蓮の池の連作「睡蓮」を思い出しました。

睡蓮の池 緑のハーモニー 1899 オルセー美術館
睡蓮の池 緑のハーモニー 1899 オルセー美術館

この2、3日、広島は雨がしとしと降りました。

そのせいか、少し肌寒い今日。足が冷えるので、靴下を履きました。

先週末は半袖でも汗だくだくだったのに、今日は長袖2枚はおっています。

 

部屋から外を眺めると、山の緑が少しずつ濃くなっている。

小学生から中学生、高校生までに成長したのかな。

庭のバラの花は咲き誇り、アジサイはぐんぐんと葉っぱが大きくなっています。

 

なんだかこんな時は、しっとりしたジャズを小さい音で静かに聴くのが好き。

何も考えず、頭を真っ白にして、心身のねじをゆるめます。

誰とも話したくなくなって、ベッドの上に寝そべって。

とりとめのないことを考えながら聴いていると、いつの間にか寝ていることも。

 

オレガ・コンコヴァ(Olga Konkova)はロシア出身のジャズピアニスト。

現在はノルウェーで活動しています。

このアルバムで弾いているピアノは、ベヒシュタインCモデル(Bechstein model C)。

 

彼女の演奏を聴いていると、どことなく流水や雲の流れ、そよ風、木漏れ日が感じられます。大きく深呼吸して、背伸びをしたくなる。

オレガの音色はとてもふわふわしてて、積みわらの上で寝そべりたくなります。

 

暑い夏を迎える前におすすめの1枚です。

 

Losen Records LOS106-2 オルガ・コンコヴァ - Return Journey

オルガ・コンコヴァ (作曲)

 Preface: Long Road In a Country, Far Away At My Request 

 My Heroes Way Back When Wither Are You Bound?

 The Collective Unconsciousness Bright & Shiny Return Journey

 Seen from the Past Divine Lost and Not Found 

   Epilogue: the Tale Has Been Told

  オルガ・コンコヴァ (ピアノ)

 [録音 2011年3月 ペッテシェン・コロニアル・サウンドスタジオ (ホネフォス、ノルウェー)]

 [制作 オルガ・コンコヴァ  録音 エスペン・アムンセン]

Olga Konkova 見つめる先はどこ?
Olga Konkova 見つめる先はどこ?
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2011年

5月

08日

ハーゲン四重奏団結成30周年記念アルバム

初夏です。

鮮やかで柔らかい木々の緑色。若葉。新緑の季節。

庭先には黄色いモッコウバラが咲き始めました。

田んぼにも水がはられ、カエルの合唱が聞こえるようになりました。

 

「好きな季節はいつ?」と尋ねられることがあったら「秋」と答えていました。

それは、自分が生まれた季節でもありますが、枯葉舞う少しアンニョイな感じが大人じゃーんと思っていたからです。

 

ただ、数年前からはちょうど5月の連休を過ぎて梅雨を迎えるまでが好き。

それは、新しい葉っぱがぐんぐん伸びるのをみると、心が洗われるから。

以前習っていたお煎茶の先生が、

「実りの秋もいいけれど、新しい生命が誕生する新緑の季節っていいでしょう」とおっしゃったことにも影響されているのかもしれませんね。

 

ところで、1週間程前だったかな、予約していたCDがまた1枚届きました。

ハーゲン四重奏団結成30周年記念アルバムです。

 

ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)

 弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 作品59-2 《ラズモフスキー第2番》

 W・A・モーツァルト (1756-1791) 

 弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K428/421b

 アントン・ヴェーベルン (1883-1945)

 弦楽四重奏のための5つの楽章 作品5

 弦楽四重奏のための6つのバガテル 作品9

 

ハーゲン四重奏団はオーストリア・ザルツブルグで結成された四重奏団です。

ジャケット向かって左から二人目のひげの紳士をのぞく3人が兄弟。名字の「ハーゲン」をとってハーゲン四重奏団。

 

ハーゲンを知った当初は、いい演奏なんだけど、時々ストイックなように感じられてしんどいわあ、と敬遠していました。

ところが、今ではもうそれが逆に心地よくなりました。

ブックレットで彼らの演奏する写真をみて、「どうやったらいい演奏ができるんだろう」って取り組んでいる姿を見れました。

彼らは音楽が生まれてくる瞬間を大事にしているんだろうなあと感じました。

 

ヴェーベルンはちょっと難しいかもしれないけれど、流水に身をまかせるように聴くと、森林浴をしているような気分になれました。メロディーを追いかけず、音の響き、音のつぶつぶを楽しむとでもいうんでしょうか。

爽やかな風を感じられる初夏にぴったりなアルバムと思っています。

(エアコンがガンガンに効いた部屋で聴くよりいまの方がずっといい)

 

10月には、東京のサントリーホールで内田光子さんとの公演があります。

サントリーホール スペシャルステージ 内田光子&ハーゲン・クァルテット

 

ベートーヴェン、シューマン、ブラームス。きっと夢のような時間なんだろうなあ。

内田さんとの共演も魅力ですが、個人的にはベートーヴェンの弦楽四重奏曲「大フーガ付」に期待しています。他のコンサートを我慢してでもこれは絶対に行かなきゃ!

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2011年

4月

21日

イェルムン・ラーシェン・トリオ − Aurum (黄金)

春先から興味深いアルバムが続々と届いています。

 「これ、いいですよ」と勧められて試聴してみると、ホントいい作品ばかり。

 つい「予約おねがいしまーす♪」と次々お願いしていたら、ここ10日間で2、3枚入荷してきました。

また、お店に寄ったときに見つけた「ぴーんときた」作品も数点購入。

加えて、某店主から「これはうちでは売っていないんですが、いいんですよ〜。聴いてみます?」と聴かせていただいて、気に入って「いまなら塔で 売ってますよ」と教えてもらい翌日に買ったBOXが2セット。といっても、1セット4〜5枚ですから、よくある60枚、100枚に比べると可愛いもので す。

 

いったい、これだけの作品をいつ聴くんでしょうかね。わたしw

 

買ったものを並べてみると、それはもうバラエティにとんでいます。

ジャズからいわゆるワールドミュージック、そしてクラシカル。録音された時期も現代から1960年代位までさかのぼります。

でも共通しているのは、どれも、「音楽が聴こえる」ということ。

 

それは鳥のさえずりのように。

白い雲が流れるように。

温かくなって、コートを脱ぎさるように。

桜が散って、あじさいの葉がぐんぐん成長するように。

ついこの間まで保育園に通っていた近所の子が、小学生になったように。

お母さんに抱っこされた赤ちゃんが、安心してべたーって抱きつくように。

 

ついこの間届いたイェルムン・ラーシェン・トリオのアルバム「Aurum (黄金)」を聴きながら、新しくて、それでいて懐かしいフィドル(フォークミュージックで使われるバイオリン)とベースとピアノの演奏に朝から酔いしれています。はんてんを羽織って、緑茶を飲みながら。

彼らの音楽は「癒し」というひと言にくくられることはないでしょう。

つい民俗楽器を使った音楽、いわゆる民俗音楽っていうと「守らなくては」と思ってしまいそうです。しかし、本当に聴く人の心に響くものであれば、自然に誰かと共有したい、分かち合いたい、と感じるのが本来の姿なのではないかと思います。そのものさし、尺度は人によってさまざまですが。

 

このアルバムのブックレットにラーシェンと彼の仲間について紹介している文章がありました。これは、彼らにも言えることですが、本当の音楽家のことを指す言葉ではないかと考えさせられました。

 

いや、音楽だけではない。どんな世界、どんな仕事においても自分が誠実であって初めて相手に誠実でいられるのではないか、と問いかけているようです。

 

Gjermund Larsen has all the qualities that define a great musician; incredible musicality, both technically and emotionally, empathy with his fellow musicians, and rare level of humility.

 

◇「ノルウェー中部、ノルトロンデラグに伝わる音楽を基礎にみずからの新しい音楽宇宙を創造する」というフィドル奏者で作曲家のイェルムン・ラーシェン Gjermund Larsen (1981-) がアンレアス・ユートネム Andreas Utnem、ソンレ・マイスフィヨルド Sondre Meisjord と組んだトリオ。2008年スペルマン賞 (ノルウェー・グラミー賞) を受けたアルバム『到着 (Ankomst)』 (HCD7235) から2年、新しいアルバムがリリースされました。グーブランスダールのフィドル奏者、ハンス・W・ブリーミ (1917-1998) の音楽をインスピレーションの源とする哀愁のワルツ。J・S・バッハ、ビーバーの《ロザリオのソナタ》からインスピレーションを授かったスロット (ノルウェーの歌) とワルツ。ノルウェー・ソロイスト合唱団のために作曲した《太陽の祈り》。アルネ・ムーデンの《教会の歌 (Kyrklåt)》を念頭におき、スウェーデンのダーラナ地方の晴れた夏の日を想って書いたという曲。13曲すべてラーシェンが作曲しました。オスロのレインボー・スタジオでセッションが行われ、ヤン・エーリク・コングスハウグが録音を担当した、すばらしく臨場感のある録音です。(ノルディックサウンド広島HPから)



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2011年

4月

13日

白夜 (White Night) − ノルウェー民俗音楽の印象

数年前から北欧の音楽を通じて、ジャズやクラシカルなど聴いてきました。とくに、ノルウェーの音楽が気に入っています。

ノルウェーのあったかい、ちょっと田舎っぽさ、親しみ、「ほほいのほーいっ」という空気感に魅力を感じています。

 

私の好きな演奏家の一人にクラッゲルードというヴァイオリニストがいます。

彼 はノルウェーのヴァイオリニストで、広島交響楽団の定期演奏会のソリストとして来日したこともあります。彼の演奏するバイオリンの音色は、艶やかというよりむしろ、素朴。等身大の音色で、作曲家(このときはシンディング)の曲を甘くなりすぎることなく、そのまま伝えてくれました。「こんなにいい曲があるんだけど、聴いてくれない?」みたいな、そんな感じです。

 

だから、ずっとノルウェーの音楽の源泉をたどるのは、私にとっては自然の流れだったように思います。

 

オーケストラ、合唱、室内楽・・・何を聴いても相性がいい。

ながーくつきあっていける友達、つかず離れず、心細いときは寄り添って、楽しいパーティがあれば飲んで踊りあかすような関係というもんでしょうか。

 

「なんかノルウェーの伝統音楽、民俗音楽を聴いてみたいんだけどいいのないかな〜」といつもお世話になるノルディックサウンド広島さんに尋ねたら、写真のジャケットのCDを紹介してくださいました。

 

そして、ここ1週間近く毎日のように聴いています。

聴くといっても、部屋の中にアロマの香りを漂わせるように、ハリングフェレ(ヴァイオリン)と合唱の響きを味わうような感じです。

 

先月の地震以来、心落ち着かない日々が続いています。

人が生きるためにはまず衣食住の確保が第一。被災された方々は、音楽を聴いたり、季節の花を愛でたり、空を見上げたり、深呼吸したりする余裕はないでしょう。

でも、遠く離れた西にいる私がそれに引きずられることなく、こういう非常事態だからこそ普段通りの生活をしたいと思い、音楽を聴こうと心がけてきました。しかし、やはり知らず知らず沈んでしまうことが多かったです。自分は何の被害もあっていないのに。東北から遠く離れた広島に住む人間でも結構なストレ スを感じるのですから、被災地の皆さんの生活は過酷で、精神的にも辛いと思います。被災者の方々の気持ちをすべて理解するなんておこがましいことはできない。家も家族も土地も財産もいっぺんに失った人の喪失感を想像するのは、未熟な私には難しい。でも、ただその気持ちに寄り添うことが許されるのなら、私にもできるかもしれない。「寄り添う」ことを忘れずに、自分のできることでお手伝いしたい・・・このCDを聴きながら、心のうちを整理しました。

 

この「白夜ー民俗音楽の象徴」は、ノルウェーから遠く離れた日本に住む私たちが聴いても、何だか原点に返るような、心の中を洗い出してくれるような音楽がつまっています。ちょっぴり疲れた夜に。紅茶を飲みながらほっとしたい休日に。

2009年11月にオスロのリース教会で収録された作品。

何となく聴いているうちに気持ちよくなって寝てしまうこともあるでしょう。

 

 

白夜 (White Night) − ノルウェー民俗音楽の印象

(BIS SACD1871 SACD hybrid)

 

◇最上級の合唱音楽のためのエリート・アンサンブルとして設立されたノルウェー・ソリスト合唱団 Det Norske Solistkor は、1950年の創設以来、200曲を超す作品の初演を手がけ、ノルウェーの文化、音楽生活の中でユニークな位置を占めてきました。1990年には初代指揮者クヌート・ニューステットの後継としてグレーテ・ペーデシェン Grete Pedersen が芸術監督に就任し、合唱団の名声を一層高める努力をつづけてきています。録音活動も継続的に行い、作品の根底にある民俗音楽の要素を強く意識したグリーグの合唱作品集 (SACD1661) は、国際的メディアから注目され、"Diapason d'Or" (Diapason)、"Disco Excepcional" (Scherzo)、"Chod de mois" (Le Monde de la musique)、"Empfohlen" (klassic.com) に選ばれています。新作『白夜』の副題は「ノルウェー民俗音楽の印象」。伝承曲とともに、フィドル奏者のイェルムン・ラーシェン Gjermund Larsen (1981-) とアイヴィン・ビューエネ Eivind Buene (1973-)、創作のインスピレーションを民俗音楽に求めたアイヴィン・グローヴェン Eivind Groven (1901-1977) の作品が歌われます。

 

ノルディックサウンド広島HPから引用*

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2011年

3月

28日

低音部に入りました−ピアノの弦の張り替え

3月26日の土曜日は、朝10時前から調律師さんに来ていただいて、1日ピアノの張弦作業をしていただきました。

ずっとみてて思うに、同じ作業をコツコツ積み重ねていくんですね。

それは単調で、つまらないかもしれません。

飽きちゃうかもしれません。

それでも、もちろんプロの調律師さん。休憩を挟みながら黙々と工具を使って動きます。トンカチで「コンコン」とたたいたり、ペンチで弦を切ったり、ハサミのような細いペンチで弦をつまんだり。

 

「なんでもコツコツ積み重ねていくと、花が咲いて実になるんだよ」

調律師さんの背中がそう言っているように感じました。

 

 

 

 

 

 

弦の先を曲げて、

黒いピンの小さな穴に通しやすくします。

お裁縫と一緒ですね。

 

 

 

 

 

 

弦をピンの穴に通します。

 

 

 

 

 

 

拡大図。

この辺りの弦の太さは17.5。

低音部に入る一歩手前。

 

 

 

 

 

 

通してピンに巻いたら、

下側のピンに弦を通します。

 

 

 

 

調律師さん、立ったり座ったり大変。

手元を明るくするために、

懐中電灯を用意されてました。

準備万端ですね。

 

 

 

 

 

 

チューニングハンマーで

黒いピンに弦を巻いていきます。

 

 

 

 

 

低音部に使用する弦です。

赤いのは銅。

右側が長らくお世話になった弦。

左側が新品です。

 

 

 

巻線は1本1本線の太さが異なります。

音が低くなればなるほど、

巻線は太くなります。

間違わないですむように、

使う順番に並べて納品されます。

 

 

 

巻線拡大図。

まるでカブトムシの幼虫?

 

 

 

 

 

 

思わずうっとり。

 

 

 

 

 

この日は調律をせずに、

ハンマーが弦に当たるよう調整するだけでした。

 1日やって、中音部が完了し、目標の低音部に進むことができました。

「今回は巻線を全部外したから、手早くできたんだ」と調律師さん。

前回は巻線を外していなかったから、巻線の奥でピンにひっかけたり、弦を通したり大変でしたもんね。

 

この日は私も寝ずに、途中で飽きることなく、温かく見守っていました。

うちの母の「古い巻線。リサイクルに持っていったら幾らかで引き取ってくれるかねえ。持っていこっか?どれくらいの銅があるかしら」と本気か冗談かわからないような質問にも、優しく「たぶん、10円玉20〜30枚くらいでしょうねえ」と答えてくださり、まあ楽しいひとときでした。

 

ずっと、ずっと、こんな穏やかな時間が過ごせればいいのに。

ぽろんぽろん、と作業の合間に聞こえる弦の音。とても幸せな時間。

それも、あと20数本の作業で終わるのかと思うと寂しくなりました。

一本一本丁寧に思いをこめて弦をはってくださる調律師さんの思いに答えるためにも、大切に弾き続けたいなあと思います。

楽器は弾かなくなったら命がなくなっちゃうもんね、とは花ちゃんママ談。

本当にそのとおり。大切にします。

人間も道具も軍手もがんばりました。
人間も道具も軍手もがんばりました。

お礼に、ミモザのリースをプレゼント。

次回もどうぞよろしくお願いします。

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2011年

3月

13日

再開しました-ピアノの弦の張り替え

ピアノの張弦、弦の張り替えを再開しました。

お昼から調律師さんに我が家に来ていただきました。

楽しくおしゃべりしながら、小さなちゃぶ台を囲んで昼食。

その後、13時過ぎから作業がはじまりました。

いつものごとく、ピアノの部品や構造、調律の仕方について講義を受けながら。

調律師さん、いやな顔せず、何でも質問に答えてくれます。嬉しかった。

 

 

 

ドイツ・レスロー社の弦。

今回は16.5の太さを使用しました。

まず、調律師さんが「今日は何時まで作業しても大丈夫?」

「えーっと、夕方4時半くらいまでかな」

「うん、わかった」

と軽く打ち合わせして、

この日張り替える箇所の弦を外しました。

写真真ん中左側の空白部分。

ちなみに、右側は昨年張り替えた箇所です。

化粧直しがはじまりました。

 

 

 

 

まずは弦の長さを決めることから始まります。

 

 

 

 

ピンにひっかけたり、

 

 

 

 

ペンチで不要な弦を切ったり、

 

 

それは、それはまるで大工さん。

とても器用です。

ペンチはスウェーデン製。

試しに使わせてもらいましたが、

とても使いやすく、私もほしくなりました。

(何に使うんだろうか?)

 

 

 

 

 

一般的なアップライトのピアノです。

昭和54年頃に両親が買ってくれた

YAMAHAのU1。

趣味で弾くにはちょうどいいです。

 

 

響板をみると、いつも思います。

天使のはねみたい。

ハープみたい。

きれいな形をしているなあ、って。

普段見ることがないので感動ひとしお。

男の子?女の子?と想像(=妄想)します。

 

 

 

用意していた16.5の弦を使い切りました。

弦とタグで作ったチャーム。

包装紙でさえ愛おしい。

途中眠ってしまった間に、調律師さん時間内に張り替えてくれました。

すごーい、さすがプロ(拍手)

 

つぎは、調律です。といっても音の流れを揃えるだけ。

「ドレミファソラシド」がきれいに聞こえるように。

 

調律をしているときは弦の張り替え以上に神経を集中されています。

といいつつも、一音整うたびに質問。

「なんで、あそこでいきなり強く鍵盤を叩くの?」

「響板て何の木でできてるの?」

子供のように「なに?」「どうして?」「どうやって?」と尋ねる私。

それに「それはね・・・」「・・・という理由なんだよ」「こうやるんだよ」と教えてくれる調律師さん。

私の好きな、ちょっと低めの音色に整えてくださるので、嬉しい。

とっても幸せな時間でした。

 

あと88鍵中、48鍵。ここからが長いのだ〜低音部は巻き線で弦が太く、長くなります。

縦型のアップライトは重力に逆らいながらグルグル弦を張るから見るからに大変。

 

次回は再来週の予定。楽しい時間が、また、やってくる。

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2011年

3月

06日

マーラー:交響曲第6番

試聴させてもらってものすごく気に入り、速攻予約。

予約してから、他のCDを聴きながらも、「まだかなまだかな〜」と首をながーくして待っていましたが、ようやく届きました。「いらっしゃーい」とほっこり笑顔の店主、「akkeyさん、こんにちは〜」と店員さんが、到着してほっかほかのCDと一緒に歓迎してくれていました。

待ちわびていたCDは、マーラーの交響曲第6番。

フィンランドの指揮者によるユッカ=ペッカ・サラステ(Jukka-Pekka Saraste)とノルウェーのオスロ・フィルによる演奏です。

誠実な音楽です。

ああ、マーラーの音楽ってこんなに美しいものだったのか・・・とサラステとオスロフィルに教わりました。

 

白い出窓をぱーっと開けたら青い空と草原が広がって、ふっと緑の香りが漂った感じがしました。体がふわっと浮き上がって、空から自分の住んでいる街を見下ろし、人の往来を眺めている。恋人同士、家族連れ、杖をついた年老いたご婦人、iPhone片手に忙しく歩くビジネスマンなどがみえる。ああ、世間は相変わらず忙しそうだ、なんてつぶやきながら、ふーっと一息つく。強風や嵐が襲ってきたときは、木陰で休みつつ、困難の壁にぶち当たったときは負けるものかと戦うこともある。そして、疲れて、いつのまにか昼寝。当然お腹がすいて目覚め、あてもなく歩いて歩いて歩き疲れると、優しい声が聞こえる。。。いやなこともあるけれど、楽しいこともある。美しいものがあるから醜いものもあり、醜いと感じるから美しいものに対してより強く感動するのではないか。

 

・・・なんて、ひとり得意の妄想をしてしまいました。聴くたびに、そのときの気分によって話の展開は変わります。でも、とっても楽しいんです。マーラーってとても難しい印象しかありませんでしたが、またしても北欧の演奏家に教わりました。

マーラーの音楽は、ほんとうに美しい。

 

きっとマーラーって繊細で、恐がりで、神経質で、、、でもなかなか他人には見せないけれど優しいところもあったのかもしれません。

 

マーラーの人生をたどると、彼はウィーンフィルやニューヨークフィルの指揮者を務めるものの、お子さんを亡くしたり、マーラー自身が病気になったり、幼い頃のトラウマがあったり、どうやら大変だったようです。

そして、私は予備知識を全く知らずに聴いたのですが、あとからこの交響曲第6番は「悲劇的」というタイトルであることを後から知りました。

 

作曲家の人生や時代背景を知ることはとても大切なこと。これは今の私に足りないことのひとつ。歴史や音楽の理論などを知っていればもっともっと楽しめるのに・・・。

 

ただ、言い訳かもしれないけれど、音楽を聴き始めてまだまもない初心者には、初めて聴く曲を素直にCDをセットすることがいいかもしれません。いや、どんなに長く音楽を聴いていても、私は素直な心を忘れたくない。余計な先入観なく、まるで真っ白なキャンバスに見たこと聞こえたことをささっと描くように音楽を聴きたい。きっと、音楽の聴き方にも生き方が反映されると思うから。

 

ノルウェーのレーベルsimaxのサラステとオスロフィルのマーラーシリーズは、ヤンソンスとオスロフィルを引き継いだもの。今後の展開が楽しみです。(ああ、また買い物リストの品が増えた。お財布と相談しなきゃなあ)

 

*おまけ*

そして、犬顔のサラステもちょっと好きになりました。(←単なるミーハー)

 

ユッカ=ペッカ・サラステ
ユッカ=ペッカ・サラステ
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2011年

2月

27日

エコバッグ

  みてみて〜!!!!!駐日ノルウェー王国大使館特製エコバッグをいただきました♪

 

「ほしい人、手をあげてっ!」

「はーい!」

「ふふっ、いっぱいいらっしゃいますねぇ〜」

(以上、小芝居終わり)

 

予約していたCDが入荷されたと聴き(ニーノ・ロータ:ピアノ協奏曲集広島出身の作曲家 細川俊夫さん:フルート作品集)、小躍りしながらお店に行きました。

 

すると、「ノルウェー大使館からエコバッグをいただいたんです。akkeyさん、どうぞ使ってください」と、エコバッグ伝達式。こんなサプライズがあるとは思ってもいませんでした。

 

エコバッグに本や会社の制服などをパンパンに詰め込んで、普段からお店におじゃましてたからなあ。「エコバックといえばakkeyさんでしょ」ということで、数少ない僅少の1枚が、いま、ここに、私の手元にありま〜す。信じられないよー。ばんざーい♪ いやっほーい☆

 

このエコバッグのロゴや柄が可愛らしいのはもちろんのこと。

店長さんと話してて「うんうん、そうですよね」とうなずいたのが、肩にひっかけられるほどながーい持ち手だから、とても実用的なこと。そして、ピアノの楽譜も入るほど大きめのサイズ。

 

北欧5カ国の中でも、ほのぼのとしたノルウェーの音楽が特に好きなことをお店の方は知ってくださってるんです。そういうこともあって、本当にうれしい。

すみません、ノルウェーファンの皆さん、代表して使わせていただきます。

ノルディックサウンド広島さん、ノルウェー大使館さん、ありがとうございました。

 

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my favorite florist

私の大好きな花屋さん"辰花"さん。

ユリ、バラ、カーネーション、スイトピー、ヒペリカム。春っぽく明るい感じで。

 

八重咲きのヒマワリ、バラ、アジサイ、アンスリウム

開くとオレンジ色のバラ「ヘリオスロマンチカ」をメ インに赤いガーベラやスカビオサアンスリウム、ランのアランセラ、 葉物はユーカリ&ドラセナ